勝 手 に 源 氏 物 語


紫式部が源氏物語を書き始めたのは、長保3年(1001年)28歳のころだと言われている。もう1000年以上も前に、これだけの長編小説が日本にあったと思うだけで、なぜかとても誇らしげに感じてしまう。


とは言え、これは私の勝手な源氏物語論である。
教科書で学んで馴染めず、与謝野晶子の現代語訳にもついていけず、
市販の書物にもどこか距離があった。
それでも心のどこかに引っかかっていたのは、
それだけ魅力のある物語だったからであろう。
今、登場人物一人ひとりをゆっくりと
自分の目で眺めていきたいと思っている。

六条御息所 女 三 宮
秋好中宮 柏 木
浮 舟 夕霧と落葉の宮
光源氏と正月 末摘花 すえつむはな
朧月夜の君 10 空蝉 うつせみ