どこか変だなと感じること(平成19年)


 老いの一徹とは、自分の理解できないことや我が身がそれについていけないことなどに対して、時にへそを曲げ時に批判し時に無関心を装うことを指しているのかも知れません。さすればここで発表している作品も、エッセイとは名ばかりで劣等感の裏返しそのものなのだろうかと改めて感じ始めています。
 ともあれ気恥ずかしさにめげないこと、遠慮の喪失したことを上の空でいること、ずうずうしさの希薄化にも気づかないふりをすることなども洗いざらい「老い」の中に押し込めて、厚顔無恥覚悟の一年を送ってみましょうか。


平成19(2007)年 発表作品
41 盲導犬の不妊手術 42  
39 うざい 40 風が吹けば
37 恥じらいの構図 38 携帯電話犯人説
35 天気予報と謙虚 36 代理出産への躊躇
33 開発の槌音 34 一歩踏み出す
31 増えていく「うつ」 32 病気と伝染
29 介護保険とバイキング 30 遅延証明書
27 ひとつのいのち 28 広がっていく心の病
25 マタニティストラップ 26 すいとん幻想
23 原爆、しょうがない 24 マスコミの功罪
21 洗脳 22 選挙と握手
19 長寿国日本の平和ボケ 20 なんでもかんでもお巡りさん
17 DMVの「分からん」 18 とかとか、しーしー
15 ワンクリック一円寄付 16 喫煙と言論の自由
13 介護する側の論理 14 執行されない死刑判決
11 電子マネー 12 結婚指輪
 9 ご自分様 10 金で買う癒し
 7 食べることの意味  8 お湯で割りますか?
 5 右腕のない女たち  6 草ぼうぼうの荒地
 3 命の選別  4 風評被害 
 1 分かり易さの裏に潜むもの  2 善意も正義も嘘をつく