更新履歴  (平成26年)

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52 12.29 「思いつくままに」に『六道への迷い』を発表しました。とうとう今年最後の発表になってしまいました。今年は一年間で61本を発表することができましたが、これも私が元気であったことを示すものでしょう。いつも書いていることですが、数多けりゃいいというものではありませんし、駄文の積み重ねが山になる保証もありません。塵は塵のままに、吹けば霧散してしまうのがせいぜいでしょう。とは言いつつも、ネタ探しに追われ毎週月曜日発表と自分自身で勝手に決めた締め切りに追われる生活は、それなり自分の生きがいになっていることに違いはありません。
 ともあれ愉快な一年を過ごすことができました。いいお正月をお迎えください。
51 12.22 「思いつくままに」に『性善説あれこれ』を発表しました。今日は冬至ですね。今日を境に昼間の時間が少しずつ長くなっていきます。言葉を変えるなら太陽が復活する日でもあり、クリスマスもお正月も、復活のこの日を祝う記念日が契機だと聞いたことがあります。ところで今日は月齢も新月で、月が復活する日でもあります。こんなことは19年に一度あるそうで、「朔旦冬至」(さくたんとうじ)と呼ばれ、おめでたい日とされています。ともあれ寒さの底は冬至から一ヶ月ぐらい遅くなりますね。覚悟はこれからと言うべきかも知れません。
50 12.15 「思いつくままに」に『隠居のへそ曲がり』を発表しました。札幌も寒くなりました。12月なんだから当たり前のことですが、琴似駅から事務所までの寒風が身に沁みます。通勤路は商店街を通ることもあって雪の心配はないのですが、事務所での暖房に囲まれた一日を思い浮かべながら滑らぬように、転ばぬように小刻みに歩く15分です。こんなことを言ったら叱られそうですが、雪融けそしてオーバーコートを脱いだ春の訪れが今から待ち遠しいです。
49 12.08 「思いつくままに」に『分類の効用』を発表しました。先週は札幌にもとうとう真冬日(その日の最高気温がマイナス、つまり一日中気温が氷点下以下となる日のこと)が訪れました。寒さも寒しというところでしょうか。あと半月ほどで冬至ですね。冬至が寒さのピークになるわけではないのですが、語感としては冬真っ盛りのイメージがありますね。いずれにしても真冬の訪れとなり、萎縮するような寒さが迫ってきます。とは言えそれは外の寒さで、部屋の中はゆったりと暖かです。
48 12.01 「思いつくままに」に『下手の下手知らず』を発表しました。12月になりましたね。真冬というにはもう少し時間が必要でしょうが、今日からコートをオーバーに代えました。母の死んだ3月から、エッセイの発表を週1本になってしまいました。すぐに2本に戻せると気楽に考えていたのですが、身に染み付いた怠惰からはなかなか抜け出せないようです。それともテーマの枯渇が最大の原因なのかも知れません。結局は私の能力不足ということですかね。
47 11.24 「思いつくままに」に『権利の上に眠る者』を発表しました。歩道の雪はとりあえず消え、徒歩通勤にそれほどの支障はなくなりました。それでも寒い通勤は続きます。肩すくめ、首すくめての片道20分ほどですが、事務所の中はゆったりと暖かです。葉が落ちたナナカマド、まだ葉を残しているナナカマド、それぞれに風情がありますね。札幌市内は北から東にかけて石狩平野が開けていますが、南から西にかけての山々、藻岩山、三角山、そして小樽方面へと続く手稲山・・・、それぞれがすっかり雪景色を見せています。
46 11.17 「思いつくままに」に『自由は不自由だ』を発表しました。14日の朝起きてびっくりしました。真夜中から未明にかけて降ったのですね。一面の銀世界でした。今年もとうとう本格的な冬になりました。迷ったのですが、面倒くささが先にたって、バーバリーコートのままで出勤してしまいました。
45 11.10 「思いつくままに」に『電子マネーの陥穽』を発表しました。先週は比較的暖かでした。時にチラホラ肩に降りかかることはありますが、まだ足を踏みしめるほどの雪にはなっていません。この身に雪が実感できるようになったらバーバリからオーバーコートに着替えようと思っていたのですが、もう少し今のままで過ごせそうです。近くに街路樹のイチョウが何本かあるのですね。少し風の強い朝、突然通勤路が黄色のじゅうたんを敷きつめたようになり、びっくりしました。
44 11.03 「思いつくままに」に『神は死んだ』を発表しました。札幌にも初雪が降って手稲山発冠雪などの便りを聞くと、北国のこれから続くだろう長い冬の訪れを感じずにはいられません。駅から事務所までは商店街の一本道ですし、この秋全面ロードヒーティング工事が完成したような感じを受けていますが、果たして降雪のたびにヒーターのスイッチを入れてくれるかどうかが今から心配です。足首を痛めて歩行に支障があり、毎日の冬道通勤にきちんと耐えられるかどうか、いささか心配しています。
43 10.27 「思いつくままに」に『統計と雑誌の誇張』を発表しました。札幌はまだですが、例年だとそろそろ初雪の季節ですね。木に残っているナナカマドの葉は時に濃い緑、時に真紅にと街を彩りますが、通路に落ちた葉は茶色に薄汚くとてもナナカマドとは思えません。そんな葉を踏みしめながら琴似の街並みを味わいつつ駅と事務所を往復しています。
 ところで今日から読書週間ですね。たかだか年70冊前後で「読書してます」というのはいささかおこがましい限りですが、スマホを持たないこの身にとってはこの程度の活字接触でも貴重な機会になっていると感じています。
42 10.20 「思いつくままに」に『優しさの限界』を発表しました。先々週の日本列島縦断台風はアジア大陸の寒気団をも呼び寄せてしまったようで、先週は寒い一週間になりました。富士山もそれから史上最悪と言われた噴火によって50数人もの死者を出した御嶽山も初冠雪になりました。東京のニュース日本列島はまだまだ秋の気配ですが、北海道のこのシーズンはあちこちの峠で積雪が相次ぎ、道東方面では市街地にも積雪が見られました。札幌も近くの山並みの初冠雪はまだですが、すでに冬の入口に差し掛かっています。
41 10.13 「思いつくままに」に『アーロン収容所(2)』を発表しました。先週は台風18号が本土直撃でしたが、今週は19号です。それも最強と呼ばれるほどの大きさです。九州から南大東島にかけての本土南部の海水温が高く、台風が発達する環境が整っているとニュースは報じています。19号は今朝8時30分ころ、鹿児島県枕崎市付近に上陸し、ほぼ九州全域を暴風雨に巻き込みながら北東に向かっています。日本だけでなく世界中の気象災害が大型化しています。こうした気象変動は単なる季節の揺らぎだけではなく、やはり地球規模の環境変動が原因ではないのかとの疑いを抱かせます。
40 10.06 「思いつくままに」に『アーロン収容所(1)』を発表しました。暖房が入って、事務所生活も快適になりました。これでこれからの8ヶ月ほどは、寒さを気にする必要のない生活を送ることができます。部屋の中が暖かいということは、過ごしている時間そのものがゆったり進んでいくような気がします。昨年9月末、突然その鮮やかな赤に気づいたななかまどの街路樹が(別稿『図書館とナナカマド』参照)、今年もまた裏切ることなく同じような赤の感動を伝えてくれています。あと数ヶ月で後期高齢者宣告を受ける歳になりますが、老いることも一つのゆとりになっているように感じています。台風18号は今朝静岡県に上陸しました。伊豆から東京にかけて大騒ぎです。
39 09.29 「思いつくままに」に『思い込みと身勝手』を発表しました。いよいよ明日で9月も終わりですね。街路樹のななかまどの実がすっかり赤くなり、10月2日から暖房が入るとの連絡がありました。あと3日足らずですが、待ち遠しいです。帰宅の午後6時少し前、駅への道も駅舎からの眺めもすっかり夕闇が迫る時期になってしまいました。コートはまだですが、体感的にはもう冬です。
38 09.22 「思いつくままに」に『目先の利益』を発表しました。秋がとても短かったような気がします。15日には大雪山系旭岳に初冠雪、17日は利尻岳にも初冠雪と続き、北国には早くも雪の知らせが届いています。事務所もすっかり寒くなりました。それでも一階の私と五階の住民とでは当然体感温度が違うのでしょう。まだ掲示板に暖房の予告はされていません。例年からするならあと10日前後待たなければならないのでしょうが、自力で寒さと戦う日々がしばらく続きそうです。
37 09.15 「思いつくままに」に『国民の意見を聞く?」を発表しました。先週の北海道は大雨でした。札幌にも記録的大雨特別警報が発令され、避難者が出ました。避難の指示は石狩、空知、胆振地方など広範囲に及び、先々週の礼文での土砂崩れの再発を予想されるものでした。ところで、こうした特別警報の発令は数十年に一度というような、まさに特別な危険が目前に迫っていることを知らせるものだと言われています。なのに日本全土にこの警報が途切れなく発令されるような現状は、どこか異常なような気がしています。
36 09.08 「思いつくままに」に『差別は偏見か?(下)』を発表しました。秋を実感しています。我が家のベランダからのぼる朝日の位置が少しずつ東の空に移動し、帰り道のJRから見える琴似の街並みもすっかり黄昏化しています。そして我が家へ着くころの空は、すっかり暗くなっています。事務室でワイシャツの袖をまくり上げながら過ごしてきた夏も、ここ数日はカーディガンを羽織るまでになってきました。そろそろ通勤に上着が必要になってきているのかも知れません。ともあれ今日は中秋の名月ですね。昨日の帰り道の月は、まだ満月には少し早いかなと思えましたが、秋深しはそこまで来ているのですね。
35 09.01 「思いつくままに」に『差別は偏見か?(上)』を発表しました。今日は二百十日ですね。立春から210日目にあたる今日を、人はこう呼んで台風に対する備えを整えました。もうこの言葉は死語になっているのかも知れませんが、逆に言うと台風と二百十日とが無関係になっているからなのでしょうか。気候や天候の変化が基本的に春夏秋冬の流れに沿うとしても、そこに人智を越えたゆらぎのあることくらい知らないではない。またその変化を地球温暖化という一言の中に片付けてしまうことも早計だろうとも思っています。それでもなお、少なくとも私が過ごしてきた人生70数年を振り返ってみて、未経験の暖冬や猛暑日などの情報が行き交っている現在に、どこか不安を感じるのは事実です。
34 08.25 「思いつくままに」に『誘導とやらせの境』を発表しました。まだだいだい色ですが、街路樹のななかまどの実が色づいてきました。秋は確実にその歩みを進めているのですね。先週は広島で死者50名、行方不明者38名(8.25、朝日新聞)という、20日未明の崖崩れを原因とする集中豪雨過による大災害が起きました。評論家はこぞって「人命こそが大切」を謳い文句に、地方自治体や国の対策の遅れや不足を口にします。それが正論であることに違いはないのですが、どの意見にも「限られた人員や予算の中で、こうするのが一番」というような具体的、建設的な提言が一つも含まれていないことに、逆に腹立たしさを感じてしまいます。言うだけなら、どんなことだって言えるよね。
33 08.18 「思いつくままに」に『ご祝儀相場が変だ』を発表しました。お盆も終わりましたね。相変わらずの高速道路の渋滞と、空港や駅での孫との出会いや別れを飽きもせず繰り返すテレビに、「これしか映すものは他にないのか」と思えるほどいささか食傷気味です。かつて郡上八幡で郡上踊りに参加したことがあるけれど、北海道ではどれほど盆踊りの人気があるのだろうか。通勤で使う札幌のJR琴似駅前広場に設けられた櫓も既に取り払われています。以前は20日盆まで残していたような気がしているのですが、それだけ踊る人が少なくなっているからなのでしょうか。
32 08.11 「思いつくままに」に『心にある闇(2)』を発表しました。台風12号崩れの熱帯性低気圧が韓国を経て北海道に影響しています。先に発生した11号は九州の東海岸を北上し、昨日の未明に足摺岬から四国上陸を遂げました。その後駆け足で中国地方赤穂市に再上陸して日本海を北上、そのまま今日は北海道の奥尻沖を通り過ぎて真っ直ぐ北へと向かっています。札幌の今朝は、多少南風が強いものの晴れ間のある天気で、台風を感じさせる様子はありません。お盆のせいでしょうかJRも道行く人も少なめで、穏やかな日常です。
31 08.04 「思いつくままに」に『心にある闇(1)』を発表しました。台風12号が九州西沖を北上しており、11号がフィリピン沖を沖縄方面へと進んでいます。まだ8月に入ったばかりなのに、今年の台風の数は異状ですね。まあこの程度の変化は気候の揺らぎの範囲内なのかも知れませんが、暑さや多雨やハリーンなどなど世界的に異常気象が底上げされていっているようなのがどうも気になります。
30 07.28 「思いつくままに」に『認知症治療薬』を発表しました。本州、四国、九州とも真夏日の連続ですね。熱中症警報が連日発令されそれはそれで大変なのでしょうが、この事務室内は相変わらずの膚寒さです。一昨日そして昨日と北海道は雨模様でしたが、戸外に出している温度計は熱中症どころか21度を超えようはしませんでした。
29 07.21 「思いつくままに」に『時刻表とアリバイ』を発表しました。やっとカーディガンから解放される日常がやってきました。7月になって、上着を脱いだまま通勤しそのままのスタイルで事務室で過ごせることは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、そうした「当たり前の夏」を今はしみじみと味わっています。昼寝つきのひとり事務所で過ごす一日は、やはり暖かさがあってこそだと、カーディガンのない生活に感じています。
28 07.14 「思いつくままに」に『相談窓口』を発表しました。先週は沖縄から北海道根室まで、日本列島全域が台風8号に翻弄されました。日本列島にとって台風の発生はそれほど珍しくないのかも知れませんが、なんとなく9月1日の二百十日前後、つまり秋に集中する災害だと思っていたのですが今年は違ったようです。そして入れ替わりに猛暑日の到来、二度の地震の到来などなど、先週は自然災害の話題に事欠かない一週間でした。ですが猛暑報道とは裏腹に、まだ私は事務室内でカーディガンを羽織ったままです。
27 07.07 「思いつくままに」に『問題児の分離』を発表しました。「50年振り」と気象予報士が絶叫しているように日本列島には激しい大雨が続いているようですが、北海道だけはどうやら今週も快晴が続きそうです。7月になり、今日は七夕ですね。元旦、3月3日、5月5日、7月7日と奇数の同じ月日に行事を重ねるのは、中国からの伝来なのでしょうか。次は9月9日の重陽の節句ですね。奇数を重ねることの意味を私はきちんと理解しているわけではないのですが、数に対する面白さは色々なところにあるのですね。ただそれにしては、重陽が「菊の節句」以上に話題性のある記念日にならなかったのは、少しさびしいような気がしています。
26 06.30 「思いつくままに」に『賢人の知恵(1)』、『賢人の知恵(2)』を発表しました。夏至から10日あまりが過ぎましたが、夏至には冬至や秋分、春分のような行事がどことなく少ないような気がします。夏至には頂点、そして明日から下降というマイナスのイメージがつきまとうからなのでしょうか。祭りじみたイベントがないわけではないのですが、いまひとつ盛り上がらないような気がします。とはいっても明日から7月、いよいよ夏本番が始まりますね。部屋の中は相変わらず嘘寒い感じですが、カーディガンを羽織る程度でかわせそうな気がしています。
25 06.23 「思いつくままに」に『嫌なことは起きない(2)』、『検出限界値』を発表しました。札幌での6月の降雨が20日現在で16日間連続を記録し、この記録は統計をとりはじめた1885年以来、観測史上最長の58年ぶりだとのニュースがありました。だからと言ってそのことが異常気象の証拠になるとは思いませんが、それでも連日17度、18度の低い気温が続き、カーディガンを羽織っての事務所生活が続いています。なにしろ今夏の冷房への切り替え工事が済んでしまい、暖房への切り替えは無理らしいので我慢するしかありません。寒さに震えています。確か一昨日21日は夏至だったはずですよね。
24 06.16 「思いつくままに」に『嫌なことは起きない(1)』を発表しました。日本最高の気温が北海道で何日も続いたり、気象記録上始めてという猛暑日観測地点数がニュースになったりなど、どこか今年の天候はどこか変です。気候の変化が平年の推移と同じようになるとは思いませんが、「観測史上初」みたいなニュースが繰り返される状況は、どこか気になります。それにつけても先週は、寒い日が続きました。
23 06.09 「思いつくままに」に『地に満ちよ(3)』を発表しました。ヨサコイソーランが始まって、札幌も本格的な夏の入口を迎えました。とは言ってもデスクワークのみで体を動かすことのない事務室生活の身には、どことなくうそ寒さが忍び寄ってきます。部屋が1階の玄関脇にある角部屋のせいなのかも知れませんが、管理人には冷房が欲しいとの要望が5階住人あたりからきているようなのにもかかわらず、私はまだ毎日暖房を入れています。明日、冷房の切り替え工事をし、12日からは冷風が流れますと掲示板に貼ってました。せめて今月中、どうしたらこの寒さをうまく交わせるか、わたしにとっては悩みの種です。
22 06.02 「思いつくままに」に『地に満ちよ(2)』を発表しました。6月になりました。ななかまどの花はあっと言う間に散ってしまい、ライラックの花も茶色に変色して終わろうとしています。土曜日は北海道のほとんどの小学校で運動会でした。リラ冷えとは打って変わって30度を超える快晴が北国にも訪れました。全国最高気温が北海道北見市に発生するなど、やっぱり今年の天気はどこか変なような気がします。
21 05.26 「思いつくままに」に『地に満ちよ(1)』を発表しました。オホーツク沿岸を中心に、うっすらと白く積もった寒そうな木々の姿が伝えられました。それでも季節の移り変わりは迷うことなくライラックを満開にさせてくれます。白い花に少し遅れて紫の花房もたわわに咲いています。どうやら札幌では雪の便りの聞かれることはなく、せいぜいが「リラ冷え」の感じで済みましたが、それでも寒さに肩すくめる通勤になりました。
20 05.19 「思いつくままに」に『差別・区別の行き着く先』を発表しました。ななかまどについて書いたのはつい先週でしたが、もうその木に白い花が一面に咲いてます。それもちらほらというのではではなく、地上に雪をまくようなスタイルではないものの木全体に咲き誇っています。とは言いつつも、週末は急に寒くなりました。札幌ではないですが、北海道中央部の峠では雪になりました。一度脱いだコートを、あわててまた着込んでいます。
19 05.12 「思いつくままに」に『他者との距離』を発表しました。札幌にもやっと夏らしさが訪れてきました。街路樹のななかまどに、真白でふさふさとした小さな花が咲くのも間もなくでしょう。ライラック、アカシヤ、梅、芝桜、ラベンダーなどなど・・・、北国は間もなく花盛りの季節を迎えます。そろそろダスターコートを手放そうか・・・、そんな気のする今日の通勤でした。
18 05.05 「思いつくままに」に『ギブアンドティク』を発表しました。週2本のエッセイ発表は時に気が重くなることもあったけれど、ここまで引きずっていたのだろうか。これを怠惰と名づけたのは自分だが、この習慣が三ヶ月目に入ってしまい、すっかり定着してしまったようだ。
17 04.28 「思いつくままに」に『三角山が消えていく』を発表しました。ようやく函館に桜は届いたようですが、札幌の開花宣言はまだまだのようです。それでも今朝の通勤電車の窓から、沿線に一本かすかに開いている桜の木を見かけました。恐らく山桜ではないかと思いますが、なんだかとても嬉しくなりました。迷ってはいますが、まだコートを脱いでの通勤には早いような気がしています。
16 04.21 「思いつくままに」に『サクセスストーリー』を発表しました。怠惰がすっかり身について、3月4月と毎週2本の発表予定の原稿が半分に減ってしまいました。決して文章を作る時間が足りなくなったというわけではありません。一番の自覚は、一本発表に慣れてしまったということでしょうか。その一本もどこか「仕方なく」みたいな気持ちが色濃くあるように思います。まさに怠惰という表現がふさわしいような、そんなものぐささが身についてしまったようです。人は努力よりも怠惰に慣れ易い、そんな実感です。
15 04.13 「思いつくままに」に『冤罪と死刑廃止』を発表しました。まだまだ寒い四月が続いていますが、それでも風にも雪を溶かす力があるのでしょうか。桜の便りが津軽海峡をわたるにはもう少しかかるでしょうが、道路の雪はもうすっかり融けました。時にジャンパーの襟をたてて歩くことはあっても、春の気配はあちこちに広まってきています。
14 04.07 「思いつくままに」に『理解と思い込み』を発表しました。四月第一週、桜の便りは足早に北上していますが、先週の札幌は積もるほどの雪になりました。今週もエッセイの発表は一本だけです。気力の喪失なんて言うと格好がいいですが、実態は「怠惰の引きずり」に過ぎないのではないかと思っています。一人の事務所の一人で過ごす怠惰・・・、これもまた74歳の時間の使い方としては格別なものがあります。朝、ネクタイを締めて自宅を出て事務所での怠惰を楽しみつつ、夕方の琴似の商店街を眺めながらJR駅へと歩く。六千歩台の歩数計を運動と呼ぶにはおこがましいとは思いますが、それもまたいい時間の過ごし方です。
13 03.31 「思いつくままに」に『ゼンゼレへの手紙 2』を発表しました。三月も今日で終りですね。自宅からJRを利用して通勤していますが、事務所までの徒歩に雪道を踏むことはほとんどなくなりました。オーバーコートも三日ほど前にダスターコートに着替え、いよいよ春本番を迎えます。明日から消費税増税ですね。なんだか世の中「増税になるから急いで三月中に買え」みたいなムードがやたら気になります。5%から8%の増税に、果たして買いだめのメリットはあるのでしょうか。いつもながら私の生活に、とりあえず時は無関係に過ぎていきます。
12 03.24 「思いつくままに」に『ゼンゼレへの手紙 1』を発表しました。母の死が影響しているとは思っていないつもりですが、ここ十数年続けてきた毎週二本の発表になんとなく力が入らなくなっています。思えば、写真、詩、CD作りの中断など、ここ数年は以前のような気力が続かないことに気づいていました。それだけではありません。エッセイの中味でも、源氏物語や忠臣蔵などのジャンルに対する挑戦も、残されたテーマはまだまだ残っているのに、この頃ではどこかファイトが湧いてきません。それら全部を74歳という「老い」の中に押し込めてしまうつもりはないのですが、でもやっぱりそうなのでしょうかね・・・。
11 03.16 「思いつくままに」に『海のない中国』を発表しました。毎週月曜日、二本の発表が定番のパターンですが、今日は一日早い日曜でしかも一本しかできていません。明日、母の家財道具を整理するために事務所に出て来れなくなりました。とうとうこの一週間も二日ばかり出ただけで、秘密の基地の楽しみは当分先になりそうです。しかも出てきてもどことなくあわただしくて、原稿書きに手がつきません。結局は中途半端に予定原稿もないまま時間だけが過ぎていきます。来週は四国を先鞭に、桜の開花が始まりそうですね。
10 03.09 先週ここへ書きましたが、3月1日に母が亡くなりあわただしい一週間になりました。葬儀や遺品の整理、それに年金や健康保険の手続など、忙しい毎日に追われ、一度も休んだことのないエッセイの原稿が手付かずのままになってしまいました。毎週二本の発表が欠けてしまうのはなんとなく心残りなのですが、そんなわけで今週は見送らせていただきます。
 9 03.03 「思いつくままに」に『そこのけそこのけお馬が通る』、『人の命』を発表しました。今日は桃の節句、ひなまつりですね。関東甲信地方は、歴史的な大雪と寒さと、その反動の暖かさに翻弄されているようですね。染井吉野の開花はまだのようですが、静岡では河津桜が花見客を呼んでいるようです。北海道に桜の便りはまだまだですが、それでも日差しの中に少しの春を感じられるようなってきました。
 実は3月1日午後11時、突然でしたが母が他界しました。95歳の誕生日を2月26日に迎えてすぐの別離でした。今日が通夜、明日が告別式で、カトリックの洗礼を受けていたので、身内だけで斎場を借りてお別れの儀式は神父さんにお願いすることにしました。死亡届を提出に西区役所へ来たついでに事務所に寄りました。
 8 02.24 「思いつくままに」に『悲しみの数』、『正義と収賄』を発表しました。寒さはまだ続いています。夕方の明るさが戻ってきたことには少し前から気づいていましたが、夜明けの白みも早くなっていることを5時台の起床に感じるようになってきました。昼の長さ、明るさが実感として感ずるようになってきて、そのことがなぜか嬉しいです。あとひと月たらずで春の彼岸、春分の日ですね。日差しに融ける道路わきの雪山に春を感ずるのも間もなくです。待ち遠しいです。
 7 02.17 「思いつくままに」に『システムとこころ』、『携帯悪の先入観』を発表しました。考えてみると、春の気配が訪れるようになってから雪が多くなるのですね。それにしても14日〜15日にかけての関東甲信越地方の雪には驚かされました。甲府市の積雪が120年という観測史上に類を見ない1m20cmにも及び、高速道路も通勤も麻痺状態です。気象が歳月超えて行きつ戻りつすることは知っていますが、観測史上最大という現象にはどこか人為的なものを感じてしまいます。札幌の今日は猛吹雪が舞っています。今日が個人の確定申告期の始まりですね。ですが、仕事にあまり熱心でない事務所の中は、普段と同じくのんびりしたものです。
 6 02.10 「思いつくままに」に『数万年という時間(上)』、『同左(下)』を発表しました。寒さの底そのままに、今年の冬の最低気温の更新が次々とテレビを賑わしています。東京も20センチを超える積雪ですね。札幌も数日前、氷点下14度を下回りました。黒のオーバーコートを着て通勤しています。朝、JR駅から南に向かって事務所を目指します。事務所まで1〜2分のところに西区役所があり、手前を右に曲がります。すると天気の良い日は朝の日差しを背中に受けることになります。その僅かの時間、こんなにも寒い朝なのに背中の日差しが暖かです。その僅かの時間が小さな春を教えてくれます。
 5 02.03 「思いつくままに」に『がんもどきを読み終えて(下)』、『中韓との和解』を発表しました。2月になりましたね。今日が節分、そして明日が立春です。まだまだ寒いです。北海道での雪まつり、冬祭り、氷祭りなどの各地のイベントはこれからが本番です。冬至に比べて日差しが長くなったと言っても、まだ一時間に足りません。それでも春の近づいていることは、言葉もそして来月の個人の確定申告期限の15日を過ぎたあとの日差しの思い出なども支えてくれています。
 4 01.27 「思いつくままに」に『がんもどきとの出会い』、『がんもどきを読み終えて(上)』を発表しました。九州から東海にかけて桜の開花予想が発表されました。まだまだ先の話ですが、それでもこんな話だけでなぜか気分が浮かれます。すぐにも揺り返しの寒さが来るとのことですが、一昨日は最低気温もプラスになって、4月並みの気温だそうです。大寒は過ぎましたが、北海道の寒さの底は2月です。まだこれからだと知ってはいても、言葉だけでも春の気配は嬉しいものですね。
 3 01.20 「思いつくままに」に『原発の安全』、『女三題』を発表しました。冬至からほぼ一ヶ月ですね。どのくらい昼が長くなったのかと楽しみにして調べて見ました。ですが日の出はほとんど変わりません。昨年の冬至(22日)が7:03分、今日が7:01分ですので僅か2分早くなっただけです。その代わり日没が28分ほど遅くなっているので、これが昼間の長さを決めているのでしょう。どうりで、朝6時頃の起床では、さっぱり夜明けの変化を感じることがなかったわけです。通勤の背中の日差しに時に「春近し」を感じてしまうのは、単なる私の希望・願望、つまりまだ錯覚なのかも知れません。
 2 01.13 「思いつくままに」に『死海の死』、『際限なき上昇』を発表しました。暖かいお正月、と先週プロファイルの「今月のひとこと」に書きましたが、そのしっぺ返しを受けています。沖縄では先週、ひかん桜の開花が伝えられましたが、日本列島を丸ごと包むような寒気団に襲われています。札幌は最高気温マイナス4度くらいでそれほどでもないですが、かって行ったことのある陸別町(別稿「ふるさと銀河線」の、陸別しばれフェスティバル参照)ではマイナス26度なと゛、いよいよ本格的な寒さのシーズンに入ってきたようです。あと2ヵ月半、4月の陽光を楽しみにしんぼう、しんぼう・・・。
 1 01.06 明けましておめでとうございます。「思いつくまま」に『動画イジメ』、『体験コーナー』を発表しました。ここへのエッセイもそろそろマンネリ気味ですが、今年もこのまま続けることにしました。書いていて、自分の器がこの程度のものかといささか落胆もしていますが、それもまた長い人生を怠惰に過ごしてきた私の姿を示しているのでしょう。それがたとえどんなに矮小であろうとも、あるがままを受け入れるしかないと思っています。


   




































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