更新履歴  (平成29年)

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52 12.25 「ひとり言・思いつくままに」に『上司の命令』、『株主ファースト』を発表しました。冬至を過ぎたばかりでまだ一週間を残していますが、本年最後の発表日を無事迎えることができました。週一回の発表で今日が52回で52週目に当たり、これはこの一年間一度も休むことなく発表できたことを意味します。そしてそれはそのまま、この一年間一回の事故もなく事務所通いを続けることができたことでもあります。昨年の作品の発表数は54本で、概ね週一本の発表ペースだったのですが、今年は奮起して7月から週二本のペースに戻すことができ、どうやら79本になりました。多ければいいというものではありませんが、累計1312本にもなったことに本人も驚いています。書かれた内容はともあれ、続けていく気力ぐらいは誉めてやってください。仕事もどことなく億劫になり、秘密の基地(事務所)での過ごし方も「気まぐれ」や「うたた寝」が常態化するようになりつつあります。時に酒を飲み、時にテレビゲームに興じ、時にエッセイに挑む、こんな姿勢をいつまで続けられるか私にも分りません。それでももう少し続けたいと考えています。屁理屈の多い、へそ曲がりの雑文にも関わらず、今年もお付き合いをいただいたことを深く感謝申し上げます。今後も「週単位での生存情報」、つまり「とりあえず俺はまだ生きているぞ」ぐらいの情報の発信はできるよう続けたいと考えています。昨夜からの雨で、道路にはほとんど雪が見えなくなりました。今日は気温プラス7度のクリスマス。ホワイトクリスマスにはなれませんでした。来週のお正月にまたお会いしましょう。いい年をお迎えください。
51 12.18 「ひとり言・思いつくままに」に『パラリンピックの行方』、『核兵器の悪』を発表しました。「まだ12月が始まったばかりなのに・・・」と書き出したのは先週のことでしたが、僅か一週間で急に師走を感じるようになりました。北海道はそれなり広いので、氷点下20数度のところもあるけれど、札幌はまだ一ケタ台で安定しています。JR駅から事務所までの30分弱、駅前商店街が続いているので、どうにか雪の少ない歩道を歩くことができています。それでも交差点だけはロードヒーティングが敷かれていないで凸凹の氷結路面になってしまいます。北朝鮮の核兵器疑惑は、アメリカ全土をカバーするICBMの開発と連動していると言われている。なんとなく、ことはアメリカと北朝鮮の問題と捉えられがちだが、日本はアメリカの核の傘の中にいて制裁に加担しているので、同様に敵視されているし、アメリカへ向けた北朝鮮のミサイルは必ず北海道の上空を通過することになる。だとするなら、札幌に落ちる可能性は誤射なども含めると高い確率の下にある。広島長崎の悲劇は70数年前の過去の出来事ではなく、今まさにそこにある「私の危機」でもある。Jアラートにどう向きあうのか、私にもその選択が喉下に突きつけられています。
50 12.11 「ひとり言・思いつくままに」に『無痛分娩を選ぶ』、『おしゃれ願望』を発表しました。まだ12月が始まったばかりなのに、早くも最低気温の更新であるとか積雪量なのか降雪量なのかよく分からないのですが、前年を超えたとするような報道がされています。それらを一律に地球温暖化のせいにするつもりはありません。アメリカでの山火事の頻発や、オーストラリアの野鳥インコの棲息地域の南下など、多くの変化が地球温暖化で説明がつけられているようだ。だが、今一説得力ある説明には乏しいような気がしています。そこまで大げさでなくても、私たちの周辺での気候変動も、観測史上始めてという表現も時にはあるけれど、まだまだ20数年ぶりだとか史上2番目、3番目だなどと言った気候の揺らぎの範囲に治まっている表現が多く聞かれる範囲にあるように思う。ともあれ、残り数十日後に迫ったお正月が、穏やかであるように今は祈るばかりです。
49 12.04 「ひとり言・思いつくままに」に『チェロが聞こえる』、『訴えこそ証拠』を発表しました。数日前の雨ですっかり雪が融けて歩きやすくなったと思う間もなく、細かい雪がうっすらと積もり、つるつる路面というほどのひどさではないものの、再び歩きにくい状態になりました。雨の止んだ比較的暖かな数日前、事務所近くの医院でインフルエンザの予防注射をしてきました。今年はワクチン不足が伝えられるなど、希望通りに注射を受けられるかどうか心配だったのですが、「今日でもいいですよ、午前中に来てください」と電話で伝えられ、さっそく行ってきました。混合とは言ってもワクチンはどんな型のインフルエンザにも効くほど万能ではないようですが、少しでも軽く済めばこれに越したことはありません。とりあえず今年の冬はこれで一安心というところでしょうか。先週は1日に、天皇の退位問題で皇室会議が開かれ、再来年の4月末退位、翌5月1日新天皇の即位と合意がなされたようで、ここ数日は「平成とはどんな時代だったのか」、「平成をめぐる皇室」などの話題がしきりでした。
48 11.28 義兄の突然の訃報、26日から通夜・告別式と続いて事務所を休み、本日火曜日に出勤しました。「ひとり言・思いつくままに」に『相談者さま』、『教育の遅れだ・・・』を発表しました。今週は雨と雪の一週間でした。数年前に琴似駅から事務所近くの西区役所までの商店街の歩道には、ロードヒーティングの工事がなされたと記憶しているのですが、この冬の発動はまだなく、歩きにくい雪道とつるつる歩道が続くことになっている。今のところ滑ることもなく無事に歩けているが、それでなくても足首を痛めてのヨチヨチ歩きなので、気がかりな毎日である。雨交じりの季節が、特に滑りやすい路面になってしまうので、通勤にはこんな状態が一番大変である。街路樹のナナカマドは、すっかり葉が落ちて赤い実が雪に映えています。来週はもう12月ですね。再来年になるようですが、天皇陛下が退位し、平成という年号が変わるのですね。「降る雪や、明治は遠くなりにけり」と詠ったのは誰だったろうか。それがそのまま昭和生まれの私にも通じるような気がしています。
47 11.20 「ひとり言・思いつくままに」に『捨てるメモへの墓銘碑・4』、『国民的議論』を発表しました。すっかり寒くなり、この一週間の札幌は雪の毎日でした。昨日の札幌中心部での積雪は36cmと報じられていました(19日午後3時現在、札幌管区気象台)。北海道各地の最高気温も一桁台から氷点下へと移り、私も手袋、毛糸の耳まで覆える帽子など真冬のスタイルで通勤しています。通勤は到着するJR琴似駅から商店街を30分ほど歩いて事務所まで、毎日往復しているのですが、雪融けの始まる来年4月頃まで転倒しないように気をつけるのが一番の目標です。まだ雪は降り始めなので、除雪もロードヒーティングもスタートが遅れており、恐る恐るのへっぴり腰が私の通勤スタイルになっています。
46 11.12 毎週月曜日の発表を心がけているのですが、明日は義姉の一周忌。早朝から出かける予定なので、事務所はお休みです。それで一日早く発表することにしました。「ひとり言・思いつくままに」に『捨てるメモへの墓銘碑・2』、『同・3』を発表しました。なんだかんだの雑文も、今日で発表累計が1300本になりました。これだけの数になると、いつ頃、どんなことを書いたのか、記憶が薄れてしまっています。恐らく重複発表は日常的に発生しているのでしょうが、そろそろ物忘れの始まるであろう年齢が幸いして、臆面もなく新作発表(のつもり)を続けることができます。厚顔無恥、この意味がとてもすんなり理解できるような気がしています。私にとってみるなら少しも厚顔無恥ではなく、過去の発表作品の検証こそいささか鈍感ではあるものの、オリジナルの発表を続けているつもりなのですから・・・。札幌も氷点下の気温が現れ始め、スーパーの売り場にお供え餅が並んでいることに気づきました。ナナカマドも街路樹もすっかり葉が落ちて、枝越しの青空に赤い実が映えています。
45 11.06 「ひとり言・思いつくままに」に『いじめの国際化』、『捨てるメモへの墓銘碑』を発表しました。11月になりました。北海道の最低気温の多くが氷点下を示すようになりました。先週、札幌でも初雪と書きましたが、まだ雪道を歩くような環境にはなっていません。それでも寒風にさらされるカバンを持つ手に、そろそろ手袋の出番が近づいていることを教えたい気持ちです。そしてオーバーコート、耳まで隠す毛糸の帽子などなど、更には雪道での転倒から逃れるために一駅だけなのですが駅から事務所近くまでバスを利用することになります。真昼を過ぎても最高気温が10度を超えない季節が、これから始まります。
44 10.31 昨日は台風22号の影響で札幌も強風豪雨の大荒れ、とうとう事務所を休む破目になってしまいました。「ひとり言・思いつくままに」に『ボランティアの臭い』、『通勤電車雑感』を発表しました。寒くなってきましたね。毎日の天気予報では北海道各地の最低気温、最高気温の予想が発表されます。最高気温はまだ10度を超えるところが多いのですが、最低気温のほうはまだ一桁台ながらも氷点下の数値が多くなりました。先週の台風21号はシベリアの寒気団を呼び込んで北海道各地に大雪をもたらし、札幌も積もるほどではなかったですが例年より早い初雪を経験しました。札幌を巡る山々も一様に白一色です。そして今週は、間もなく11月になろうとしているのに、台風22号が沖縄、奄美、種子島を経て和歌山、関東沖を通過し、昨日の朝発達しながら北海道のはるか東へと進んで熱帯低気圧になりました。衆議院選で自民公明の与党が圧勝した政局は、民進・希望・立憲各党の混迷を引きずったまま憲法改正へと混沌を続けています。イギリスはEU離脱の後始末がつかず、スペインはカタルーニャ地方の独立宣言を巡って自治権を停止し主催者はベルギーへ亡命、トルコでもクルド人による独立投票で混乱の最中にあり、アメリカも北朝鮮と敵対の真最中、しかもロシア・中国ともしっくりいかない状態、アフリカスーダン、アフガニスタン、ミャンマーでも戦闘が続いているなどなど、世界中が混迷の真っ只中にあるような気がしてなりません。
43 10.23 「ひとり言・思いつくままに」に『猫の安楽死』を発表しました。最近の台風は季節とは関係なく、例えば1月でも発生するのですね。昨日は衆議院選挙の投票日、昨夜から開票速報や政党の勢力分野などのニュースが放送局を問わず駆け巡っています。その投票日めがけて、台風21号が九州南端をかすめ紀伊半島潮岬へと上陸し、離島では投票日を一日繰り上げるなど日本各地に影響を与えました。北海道は昨日の投票日への影響はそれほど多くはなかったですが、今日は雨模様で場所によっては40〜50センチの雪の予報もでています。傘は使えるのですが、朝から強い風が吹き荒れています。選挙は、自民党が単独で過半数を超える圧勝となり、離島の投票場が届かないなど開票がこれからという4地区を除いて、総議席数465中、自民283、公明29の312(約8割)もの議席を与党に与え、野党分裂がはっきり示されたみじめな結果になりました。
42 10.16 「ひとり言・思いつくままに」に『条件付けの心理』、『混沌・カオスの正体』を発表しました。先週、ナナカマドが赤い実をつけていることを書いたけれど、葉っぱのほうまだ並木の半分くらいは緑のままです。毎年のことだけれど、ササラ電車(路面電車の前部に竹を細く裂いて束ねた幅数メートルもの回転ブラシを取り付け、それを回転させて路面に降った雪を撥ね退けようとする装置)の紹介映像もテレビニュースで流れ、札幌にも冬の声が聞こえるようになりました。とは言いつつも、自宅のストーブや事務所の暖房など冬への準備も万端整い、これでゆったりとした季節がしばらくの間続けられそうです。選挙戦もまさにたけなわで、来週日曜日までの残る一週間が勝負です。自民圧勝の予報がちらちら見え隠れしています。それが有権者の選択なら、日本の将来は私の思う方向とは少し違っているような気がしています。
41 10.09 「ひとり言・思いつくままに」に『人類の未来』、『排除の論理』を発表しました。北海道の各地の天気予報で、マイナス表示の最低気温が表示される場所が少しずつ増えていっています。先週に続いて札幌の手稲山を始めいくつかの山々にも発冠雪の便りが聞かれ、いくつかの国道の峠道でもうっすらとながら雪の便りです。まだ10月が始まったばかりで、本館的な冬とは呼べないでしょうが、スボン下やダスターコートの装備、そして道々のナナカマドの赤い実は間もなくの冬を予感させてくれます。衆議院総選挙が明日の10日を公示日、そして22日日曜日を投開票と決まっているのに、駅前、四辻などでは既に選挙戦が始まっています。政権選択選挙とばかりに、各党による絶叫シーズンがこれから始まります。
40 10.02 「ひとり言・思いつくままに」に『女は風邪をひきやすい』、『十人十色の承認』を発表しました。10月に入りましたね。北海道は、9月29日利尻山、9月30日大雪連峰旭岳で初冠雪があり、糠平温泉で氷点下1度2分の最低気温を記録するなど、既に冬の入口です。自宅でのストーブの用意は万全で、事務室も既に先週木曜日に暖房に切り替えられました。今日からダスタコートで通勤し、ズボン下を一枚重ねるなど、寒さへの備えはできています。暖かい室内が生活を楽しくさせ、強いて言うなら人生ものものをゆったり豊かにさせてくれているような気がします。まだ北海道の最低気温は一ケタ台とはいえまだプラスのところがほとんどです。寒さの本番はこれからでしょうが備えが既にできていると思える環境は、日々の暮らしを余裕のあるものにしてくれています。
39 09.25 「ひとり言・思いつくままに」に『所有権の暴走』、『暴力に内包する矛盾』を発表しました。先週の台風は、北海道を函館、札幌近郊、稚内周辺のオホーツク海へと抜け、まさに九州・四国・近畿と日本列島を文字通り縦断しました。18日早朝、万が一を考えて事務所を休むことにしました。昼にかけて、不謹慎ながらやや期待するような気持ちで強い風雨を覚悟していたのですが、少なくとも我が家界隈では室内で感じる限り無風で雨の気配もなく、拍子抜けの様相でした(コース上の他の地域では、相応の被害があったのでまさに不謹慎です)。土曜日23日は秋分の日、秋のお彼岸でしたね。ちょうど孫と娘との自宅で食事会をすることになっていたので、妻に「おはぎを食べたい」と注文しました。そろそろ寒さが迫ってきたのでストーブの準備をし、何度か朝にスイッチを入れるようになりました。事務所の暖房はまだですが、今週木曜日の28日に切替工事をすると掲示板に張り紙がありました。通勤はコートなどで調整できるので、あと数日でゆったりと事務室で過ごせる季節に入ります。今日の室温は23度、なんとか我慢できる温度です。
38 09.17 毎週、月曜日に発表することにしているのですが、明日は台風が札幌を直撃しそうです。それで場合によっては自宅待機の可能性もある。それで一日前の今日発表することにしました。「ひとり言・思いつくままに」に『セックスと生殖』、『俺の女に手を出すな』を発表しました。石垣島近くを通り抜けた台風18号。普段ならこのまま台湾か中国方面へと向かうことから、他人事のように感じていたのだが、どうやら進路に強い偏西風があるようです。そのため15日に突然コースを東に舵を切り、17日には九州、四国、そして夕方には北海道を目指している。
話は変わるが、15日午前6時57分ころ、北朝鮮が襟裳岬上空(7時4〜6分ころ)を経て太平洋(7時16分ころ着水)に向け射程約3700kmと推定されるミサイルを発射した。前日に全員一致で決議された国連安保理の制裁決議が原因なのだろうか。テレビが番組を中断していきなり「ミサイル発射」の警報が鳴り響き、「北海道、東北、栃木群馬、新潟長野の住民に向けた建物内か地下へ避難せよ」とのアナウンスが繰り返された。そう言われても、発射から5〜6分で北海道へは届くのだし、いかにJアラート(ジャパン・アラート、総務省消防庁の全国瞬時警報システム)の対応が素早かろうとも、既に時刻は僅かにしろ7時を回っている。とても残る数分で避難ができるとは思えない。なすすべなくテレビに食い入るしか方法のないことに、改めて不安が募るばかりである。
37 09.11 「ひとり言・思いつくままに」に『消えた天才』、『神は死んだのか』を発表しました。象とネズミが互いに一歩も引くことなく綱引の真っ只中、触発の危険にある。アメリカと北朝鮮である。国際社会もロシア・中国を中心に、一枚岩になりきれていない。その原因は単に北朝鮮をめぐる問題だけでなく、それぞれの国の、そしてそれぞれの政治家個人の利益や思惑が複雑にからんでいる。「相手をこれ以上追い詰めたら戦争になるぞ」みたいな正論も、単に戦争を避けるという思いが込められている意味だけではなく、正論に便乗してなんとか自国の有利さをアピールしたいとの思惑から発せられているように思えてならない。とりあえず、北朝鮮の建国記念日の9月9日、「何かするぞ」との各国の思惑に反して、今日現在まで言葉の応酬に止まっていることは一安心である。危機を煽ることで駆け引きを狙う、それが政治であり外交なのかもしれないけれど、「決められない政治」、「先送りされる政治」は日本だけでな、国連などの場を見る限り世界人類にまで病原菌のように蔓延していっているような気がしてならない。
36 09.04 「ひとり言・思いつくままに」に『樺太引揚船沈没』、『へその緒は誰のもの』を発表しました。西空の雲の切れ目にはまだうっすらと明るさが残っているとは言え、帰宅する午後6時過ぎはすっかり暗くなっています。まだかろうじて上着を着ない通勤を続けていますが、それでも「雨が近いかな」などと予感するようなときには、一枚羽織りたくなる寒さを感じます。二百十日が過ぎて、台風15号が小笠原から急北上して北海道をうかがっていますが、どうやら札幌には影響を与えないようです。ななかまどの実の多くがオレンジ色を誇るようになり、葉もまたそれに追随しています。季節の先取りなのか、それともナナカマドとしては当たり前の変化なのか、ともあれ足早に秋の気配がそこここに近づいてきているようです。先月29日(火)に北朝鮮はミサイルを発射し、更に昨日の3日にはICBM搭載用の水爆実験が成功したと発表しています。ミサイルは予告のグアム付近へ向けたものではなかったけれど、日本海から日本列島を横断し、襟裳岬上空を通過して太平洋へと着弾したらしい。午前6時前の発射とあって、東北から北海道の各市町村のJアラーとが早朝から鳴り響き騒然となった。加えて核実験は各国が確認しており、今のところそこまてで止まってはいるけれど、アメリカも北朝鮮も互いに身動きできないところへ自らを追い込んでいるような気がする。
35 08.28 「ひとり言・思いつくままに」に『平和になるのか、するのか』、『警報と自己責任』を発表しました。東京雨日連続22日だの、仙台は36日だのが伝えられていて、異常気象なのか天候の揺らぎの範囲なのかは分りませんが、中国大陸に上陸した台風13号の凄まじい暴れようが報道された。またアメリカではメキシコ湾で発生した台風「ハービー」が、カテゴリー2にもなってテキサス州ヒューストンに上陸したらしい。一日で300ミリもの降雨だとか、前例のない歴史的な大雨だといわれ、大勢が車で避難する映像などを見るにつけ、どこか最近は異常な天候を感じます。北朝鮮情勢では、一昨日ミサイルを三発が発射された。ただ飛行距離が250キロ程度の近距離で日本海にとどまり、先週ここへ書いたグアム周辺狙いにまでは至らなかった。それでアメリカも今のところ非難はしつつも静観の様子である。北朝鮮核ミサイルなど、アメリカにとっては蟷螂の斧かも知れないけれど、その斧の刃先に日本や韓国などが巻き添えを食う恐れは十分にある。世界は「核保有を認めず断念させた上での対話」を模索しているらしいが、どこまで通じるのだろうか。アメリカが巨大な被害を受ける危険は少ないかもしれないけれど、たった一発にしろその発射が近隣国に及んだとき、私たちの被害はあまりにも大きいものになる。
34 08.21 「ひとり言・思いつくままに」に『浴衣ひだりまえ』、『話せば分る、のか?』を発表しました。一触即発とも言われている北朝鮮とアメリカのICBM(大陸間弾道弾)の発射実験をめぐる危機は、北朝鮮が標的はグアム周辺だとしたことで一層の危機を招いている。その標的発表の中に、弾道弾は日本の島根、広島、高松の上空を通過すると名指しされ、否応なく日本も渦中に巻き込まれている。それにしても、「それでも日本人はまだ平和ボケの最中にある」との感触を拭えない。上空通過の報を受けて日米で外務・防衛の各担当大臣による2+2(ツープラスツー)会議を開かれるなど、政府自衛隊ともあわただしいけれど、テレビカメラを向けられた住民はにっこりと微笑み、「恐いですねー」とのたもうばかりで、反応にいまいち恐怖感も現実感も見られない。ここまでにいたっても、まだ日本人には他人事のようである。グアムへ旅行すると言う家族も、テロ真っ只中のフランスなどに旅行する若者たちも、なぜか「私の行っている期間だけは大丈夫」、「そんなことは起きないでしょう」と少しも切迫感がない。数日前に戦後72年を迎えたばかりだが、この72年は日本人の心を戦争反対の方向へではなく、戦争無関心へと変えさせてしまったような気がする。現にこれだけ世界に戦争やテロが頻発しているにもかかわらず、私たちはそうした悲惨な事実を自宅でビールを飲みながら語り、食卓でテレビで観ることにすっかり馴れてしまっているような気がする。こんな状態は平和ではなく、平和ボケそのものなのではないでしょうか。
33 08.14 「ひとり言・思いつくままに」に『伝わらない思い』、『「べき」への思い』を発表しました。真夏日、熱帯夜が毎日のように話題になっているこの頃ですが、実は最近カーディガンを引っ張り出してきました。北国には、そろそろ秋の気配が近づいてきています。外気温も知らぬ間に20度を切り、室内もそれに釣られて20度を僅かに超えるくらいの日が続きます。このまま秋へとなだれ込むとは思えませんし、まだ8月も半ばなのですから、時には30度を超える日があるかもしれません。それでも、たとえ一過性にしろ寒さの訪れを知ることは、寒がりの私にとっては冬への予感にすら感じます。テレビのニュースで、お盆の帰省ラッシュそして久しぶりの孫との再会に喜ぶ爺婆の姿を繰り返し見せられるこの頃ですが、墓を持たない我が家にとっては単なるニュースでしかありません。ところが娘から電話があって、明日孫を連れて我が家へ来ることになりましした。そしてそれぞれが盆休みを持つ一人前の勤め人になっていることを改めて知らされました。孫とは言っても、三人は成人を過ぎて数年、残る一人も高卒後美容師の修業中ですから、「お爺ちゃんと動物園に行くの・・・」みたいな映像とは無関係です。ともあれ、飲み会になることが今から楽しみです。
32 08.07 「ひとり言・思いつくままに」に『セミのはかなさ』、『納税への好悪』を発表しました。先週から続く台風5号が迷走の末、屋久島から九州南端沖を通過、現在は足摺岬沖をかすめて室戸岬へと向かっているようです。まだまだ予報円が大きいので分らないのですが、進路の中心をそのまま進めるといずれは北海道を直撃しそうな気配です。今回も気象庁は記録的短時間大雨情報であるとか、「50年に一度の豪雨の恐れあり」などの警報を場合によっては日に何度も発表しています。こうした警報が数年に一度出されるのなら分るのですが、毎日毎週毎月のように間断なく発せられると、もちろんそうした異常気象が起きる恐れがあるということなのでしょうが、それ以上に警報であることの切迫感を次第に私たちから奪っていくような気がしてしまいます。先月17の発表でも書いたのですが、警報が警報としての効果を持ち、国民から信頼される情報として生き抜いていくためには、やはり予報をきちんと検証しその結果を国民にきちんと発表していく努力が必要なのではないでしょうか。
31 07.31 「ひとり言・思いつくままに」に『ヒアリ絶滅大作戦』、『芸能人の食生活』を発表しました。日本近海に、台風が5号、9号(今朝早く、熱帯低気圧に変わったようです)、10号と3っもひしめいています。おまけに数日前から北海道に珍しく梅雨前線が近づき、釧路根室方面は風雨が強くなっているようです。それに誘導されるように、札幌もどことなく雨交じりの膚寒い状態が続いています。数日前のテレビで、高齢者は暑さにも鈍感になり室内にいても熱中症の危険があると報じていました。77歳の私も十分に高齢者ですが、室温26度近くになってもまだどことない膚寒さを感じてしまうのは、既に私も鈍感になっている証拠なのでしょうか。ともあれ明日から8月ですね。お盆が過ぎると海水浴の季節が終わり、吹く風にそこはかとない秋を感じるようになります。駅から事務所までの30分弱の歩行はそれなり汗ばむのですが、季節が下降ぎみなっていることは、黄昏の風情や気の早い街灯の点灯などにそれとなく感じることができます。
30 07.24 「ひとり言・思いつくままに」に『南極に降る雪』、『ら抜き再び』を発表しました。ここ数日、やっと寒さが気にならない本格的な夏を実感しています。とは言いつつも午後6時半過ぎ、帰宅する自宅の空の明るさがどことなく弱くなっているように感じます。日照の最長である夏至を過ぎて一ヶ月の今日なのですから、いかにサインカーブの頂点の変化が緩やかでも、そろそろ日差しに弱さが表れはじめてきているのかもしれません。つるべ落としの秋にはまだ遠い季節ですが、そうした気配の予兆なのかそれとも単なる曇り空の雲の厚さからくる私の錯覚なのか、暑い盛りにふと気になった空模様でした。
29 07.17 「ひとり言・思いつくままに」に『予報と検証(1)(2)』を発表しました。部屋の中がやっと当たり前に過ごすことができるようになりました。真夏日が北海道でも先週から11日連続などど、ニュースは大騒ぎですが、全館冷房の影響なのか私の部屋は冷房を入れることもなく、普通の日常を過ごしています。室温は26度台になっているので、私が寒がりなのか、もしくは加齢で暑さに鈍感になっているのか、その辺のところはよく分かりません。ともあれ、通勤は少し汗ばむほどになり、夏を実感できる季節になりました。昨日、今日の札幌は、どうやら傘なしで通勤できたのですが雨の予報で、多少膚寒い天気になりました。
28 07.10 「ひとり言・思いつくままに」に『法律の解釈』、『スマホとエレベーター』を発表しました。シーズンとしては夏真っ盛りの時期ですが、相変わらずカーディガンを羽織っての事務所暮らしです。もちろんまだ上着を着ての通勤ですので、ワイシャツ姿だけで通勤できるようになってくればカーディガンから卒業できるのかもしれません。それにしても夏至を過ぎて、感触だけとはいいながら日差しは現実に短くなってきているのですから、そのことに秋を気配を予感してしまいます。寒さの季節はまだまだ先、とは言っていられません。それでもこの土曜日日曜日は、札幌も30度を超える気温になりました。久しぶりに寒さとは縁の切れた環境に、ゆったりと気楽さを楽しんでいます。今日も札幌は30度の予報です。今朝は今年初めて上着なしで事務所へ出てきました。少し汗ばむ徒歩は、カーディガンなしの一日を予感させます。嬉しくなります。
27 07.03 「ひとり言・思いつくままに」に『サギとコウノトリ』、『カニと老人』を発表しました。今年も半年が過ぎました。半分過ぎたと感ずるか、まだ半分残っていると感ずるかは人それぞれなのでしょうが、一つの区切りとして「一年の半分」にも様々な思いがあります。その一つに、自分自身の思いが、具体化した行動に表れてこないことです。そもそも実力が伴わないのだから、結果も相応なのは当たり前だとも思う。だが口惜しいのは、こうしてエッセイでああでもない、こうでもないと繰り返していることの多くが、結局は自認しているとおり「へそ曲がり」のたわ言にしか過ぎないのだろうかと思い知らされることです。せいぜいが一票を投じることくらいしか能がなく、自ら立候補したり、デモ行進に参加したり、更には該当でビラをまく程度の努力すらも、どこかで萎縮してしまっている自分を感じる。そう言えばエッセイの主張にだって、いたちの最後っ屁、蟷螂の斧、負け犬の遠吠え、陰弁慶などなど、的確な評価を下せるような言葉があることに気づきます。
26 06.26 「ひとり言・思いつくままに」に『人類〜生物としての成熟』を発表しました。イギリスのEU離脱を契機として、EUそのものが加盟国の党首や議員の選挙を通じて存続問題にまで発展する混乱の最中にある。かたや北朝鮮の核開発を含む軍拡が世界の避難を浴び、アメリカはトランプ大統領のロシア疑惑に揺れ、ロシアも中国も世界とは異質な路線を狙い、アフリカや中東も内乱、戦争、宗教対立の最中にある。難民が世界を漂流し、人の心も銃の乱射や無差別テロの中に揺れているなど、世界中がどことなく不安定になっている。一触即発ではないと思うけれど、先行きの見えない不透明な空気が世界に漂っている。「不安」が支配している世界・・・、そんな今を感じている。
25 06.19 「ひとり言・思いつくままに」に『公用語辞典』を発表しました。あと数日で夏至が到来するというのに、相変わらず寒い日が続いています。真冬の寒い時期は、暖房が入っていることから半袖のTシャツで過ごすことができるのに、真夏の今をカーディガンで過ごさなければならないという違和感が、なんとも納得できない気がしています。昨日で通常国会が閉幕しました。テロ等準備罪(メディアは何故か「共謀罪」と呼んでいる)は結局成立してしまったし、文科省と安倍総理をめぐる森友学園の私立小学校設立許認可問題や加計学園の獣医学部新設許認可の問題も、結局うやむやのままに終わってしまった。安倍一強政権の強さ、野党の弱さと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、国民がそうした政権を選んでしまったことに最大の原因があることに違いはない。それを「多数による選択」と呼ぶか、それとも「衆愚の弊」と呼ぶかはともかく、国民が決定した一つのあらわれであることに違いはないだろう。これを、「政治」というのかもしれず、世の習いなのかもしれない。
24 06.12 「ひとり言・思いつくままに」に『私の中の残酷』を発表しました。予告どおり、先週8日の木曜日から暖房が止まりました。火曜日・水曜日と比較的暖かだったので、この調子ならなんとか我慢できるかなと思っていたのですが、当日の木曜日から急に寒くなりました。自宅でもストーブを必要とするまでになり、事務所での生活が急に貧乏臭くなりました。部屋の中が暖かくて、気持ちもゆったりするという雰囲気は、一種の精神的なゆとりをもたらすような気がします。今日の外気温は17度、浴室のドアを開けたまま、熱湯だけにしたシャワーをしばらく出しっぱなしにしておくと多少室温も上がるのですが、すると今度は部屋の湿度が高くなって窓や壁の結露がひどくなります。今しばらくは、カーディガンでも着込んで、「我慢我慢」を続けるしかないのかもしれません。
23 06.05 「ひとり言・思いつくままに」に『死の再定義』を発表しました。6月になりましたね。ここ数日、本州とは裏腹に、北海道そして札幌も寒い日が続いています。事務所の集中暖房が中断されるまであと2日、心細さが先に立ちます。ヨサコイソーラン祭りが7日から始まります。数年前まではデジカメ片手に会場を転々としていたのですが、写真のトリミングなどの編集が面倒になり、ホームページのメモリーを節約するために画素数を減らす作業も億劫で、更に足首の不具合がこれに拍車をかけて出かけることそのものを億劫にさせています。加齢の言い訳かもしれませんが、出かける機会が減ってきていることは認めざるを得ません。
22 05.29 「ひとり言・思いつくままに」に『生と死(2)』を発表しました。この一週間は、本州や九州の猛暑日だの熱帯夜などの報道とは裏腹に、札幌は膚寒さの続く毎日でした。5月も間もなく終わりますね。自宅と事務所だけ、しかもJRを利用しての往復だと、どうしても季節の変化に疎くなってしまいます。それを避けるためには、例えば大通り公園の散策、近くの三角山への登山もどき、桜や花を訪ねた市内散策などが必要だと思っています。その一方で、痛めた足首の調子が戻らず長歩きが思うに任せないことに、少し苛立っています。そんなこんなの運動不足が、先々週書いた、「札幌おのぼりさん」現象にも出ているのでしょうか。
21 05.22 「ひとり言・思いつくままに」に『生と死(1)』を発表しました。北海道にも夏日(最高気温25度の日)が訪れるようになり、街路樹のななかまどの花びらが粉雪のように地面を彩る季節になりました。ただ最低気温はまだ一桁台を示すことが多いので、どことなく膚寒さに襲われることがあります。まだ5月なのですからそんな気候は当たり間なのかもしれませんが、そんな気候のゆらぎに一喜一憂するのも、また人なのかもしれません。6月8日に暖房中止の知らせが、掲示板に貼られました。一階に住む私にとって、暖房ストップは夏とはいってもその日から寒さ我慢を強いられる日が続くことを意味します。なにしろ今でも、夏日の予報を知りつつ、ついつい暖房のスイッチを入れてしまう毎日なのですから・・・。
20 05.15 「ひとり言・思いつくままに」に『札幌おのぼりさん』を発表しました。稚内や根室ではこれからでしょうが、札幌の桜はすっかり散ってしまったようです。それにつけても暖かい日と寒い日とが交互に襲ってきます。ここ数日、本州や九州では30度を超えた日もあるようですが、北海道ではストーブをつける「まだ寒い」日が、当たり前に続いています。5月もまだ半ばですから、そんなに早く暑い夏を期待するのは無理なのかもしれません。ところで平成17年と25年の二度、私は脳梗塞で入院したことがあり、三度目の再発防止のため二ヶ月に一度、血液さらさら目的の薬を処方されています。そして通院のたびに医者から「水をしっかり飲むように」、「水分補給を忘れれないように」、「血圧管理をしっかり」と言われ続けています。さて今日も、一人の事務所では麦茶とコーヒー三昧の一日が始まります。まあ、血圧管理は肥満防止と塩分控えめくらいしかやりようはないのですが・・・。
19 05.08 「ひとり言・思いつくままに」に『自分であることの記憶』を発表しました。数日前にパソコンのネット回線の取り扱い会社を変更し、一昨日の土曜日がその切り替え日でした。事務所へ出てきて、いつものようにパソコンのスイッチを入れます。一つのルーターから複数のパソコンの利用ができるので、現在はウインドウズの8.1とXPの2台を使っています。ところが、8.1の画面がいつもと違います。インターネットにはつながるようなのですが、お気に入りも、保存してある画像などもまるで見当たりません。途方に暮れて回線会社に電話したところ、回線の変更でそんなことは起きない、パソコンメーカーに聞いてほしいの一点張り。メーカーは購入から一年を経過しているので有料サポート以外受け付けないの一点張り。再度回線会社に電話してもまるで「そんなはずはない。症状から見て初期化されてしまっているようだ。回線変更当日にこうなったのは偶然だろう。わが社の責任ではない」を繰り返すばかり。すったもんだの末、パソコンの電源を切って、再起動したところ突然復活しました。つくづくパソコンがブラックボックスであることを痛感しました。
18 05.01 「ひとり言・思いつくままに」に『物忘れの判定』を発表しました。北海道にもやっと桜前線が届きました。4月28日(金)、函館です。どうして日本人は桜が好きなのか、必ずしも分っているわけではないのですが、品種「そめいよしの」のクローンが全国に普及し、それが全国的な時計や暦の代わりをしていることも要因の一つになっているのかもしれません、。それにしても一つの品種だけがこれだけ普及しているのは驚きです。世は挙げてゴールデンウィーク、私にとっては、この小さな事務室内で本とパソコンとうたた寝に囲まれる時間が、何にも増して豊かさを実感できるひと時になっています。
17 04.24 「ひとり言・思いつくままに」に『サイダーの泡』、『温暖化?、寒冷化?』を発表しました。歳をとるということは、寒さに対する耐性も一緒に小さくなっていくことを意味しているのでしょうか。残り一週間で5月を迎えるというのに、コートに身をすくめながら通勤しています。数日前、一度外した手袋をもう一度タンスから引っ張り出しました。通勤で街を歩いている限り、雪を目にすることはなくなりましたが、あちこちの峠や網走、釧路で降雪や積雪が報じられるなど、北海道はまだまだ寒い日が続きます。
16 04.17 「ひとり言・思いつくままに」に『証拠と事実』を発表しました。やっと雪が融けたのに、本州南岸沿いにオホーツク海まで進んだ低気圧がそれを一変させました。13日木曜日は、朝からふぶき状態で、夕方までに4センチもの雪を積もらせました。地面が暖まっていたからなのか、翌日はほとんど消えていましたが、日陰や小路にはまだ名残り雪状態です。4月は半分を過ぎたのに、北国に桜の便りが届くのはいつになるのでしょうか。事務室は三目盛りある暖房スイッチを目一杯上げても、午前中はどことなくまだ寒さが残ります。
15 04.10 「ひとり言・思いつくままに」に『依存は病なのか(3)』を発表しました。季節の変化というのは、肌で感ずるよりも確実なのかもしれません。軒下、歩道のはずれ、小路などに小さく残ってはいるものの、靴底に雪を感じることなく通勤ができるようになりました。金曜日のことでした。その前日の木曜日に、平年よりも4日早く気象台から札幌積雪ゼロの宣言が出されました。天気予報では来週木曜日13日の札幌の天候は雪とのことですし、まだ車を持っていた頃、ゴールデンウィークの石勝峠で雪に見舞われたこともあります。だから、積雪ゼロ宣言が「今年の雪の終わり」ではない、ことくらいしっていますが、それでもこんな宣言だけでもどこか嬉しくなります。
14 04.03 「ひとり言・思いつくままに」に『依存は病なのか(2)』を発表しました。目に見えるように雪道が消えていきますが、まだ全経路雪踏まず通勤には届かないようです。北海道内はまだまだですが、札幌では最低気温もプラスの日々が続いています。札幌は5月1日と予想されている桜の開花は既に全国各地から届き、ニュースでも開花と満開宣言とが混在するようになりました。
13 03.27 「ひとり言・思いつくままに」に『依存は病なのか(1)』を発表しました。もう間もなく全経路雪踏まずの通勤が実現する、と書いたのは先週のことでした。ところが、水曜日の夜半から降り始めた雪は、木曜日には札幌を銀世界に変身させ、その後も断続的に降り続いて、金曜日も雪の一日になりました。この二日間の札幌での積雪は12センチにもなり、気温の最高と最低は一桁台ではあるものの氷点下とプラスの間を行ったりきたりする毎日です。「暑さ寒さも彼岸まで」の言い伝えとは裏腹に、北国では本格的な春の到来はもう少し時間がかかりそうです。東京では全国に先駆けて桜の開花宣言が発表され、今が全国の桜開花予報合戦のたけなわです。
12 03.20 「ひとり言・思いつくままに」に『風化は悪なのか』を発表しました。まだところどころに雪が残っていますので、全経路雪踏まず通勤とまではいきませんが、すっかり楽な歩きを楽しんでいます。今日は「春分の日」ですね。曜日に関係なく、祝祭日も事務所へ顔を出している毎日ですが、明日から光の勝利が半年続きます。それがどうしたって聞かれても返答に困りますが、オーバーコートをダスターコートにいつ代えようか、と考えるだけでも季節を楽しむきっかけになるようです。数日前に、20歳を迎えたばかりの大学生の三番目の孫(男・春休みで帰省中)とささやかながら酒を酌み交わしました。「ほとんど理解できないけど、いま量子論の本を読んでいる」と彼、理解できない同士ながら共通の話題になりました。60年弱の歳を隔てて爺と孫でそんな会話ができること、そして少しにしろ話がかみ合うことに、なんだか世の中がとても素晴らしいものに見えてきました。
11 03.13 「ひとり言・思いつくままに」に『腐っていく金メダル』、『他者に重ねる老い』を発表しました。吹く風そのものが暖かくなってきているのでしょうか。氷点下を知らせる外気温に寒さは冬と変わらないように思えるのですが、道々の雪は目に見えて減っていきます。そんな小さなことがとても嬉しくて、いつになく心が弾んでしまいます。今朝も快晴で、歩きながら背中に受けるコート越しの日差しが、春の気配をゆっくりと後押ししてくれています。
10 03.06 「ひとり言・思いつくままに」に『メディアの底にあるもの(2)』を発表しました。通勤路は横断歩道の僅かな部分を残してすっかり路面が出ています。まだコートの手放せない寒さは続いていますが、道路にも日差しにも、そして吹く風にも、あちこちに春の気配の強くなっていくのが肌で感じられるようになりました。事務所への服装は真冬と少しも変わりません。だから感じている春の気配は、私が無理やりに探し出している一種の思い込みなのかもしれません。それでも、それはそれでいいじゃないか・・・と、寛大になっている自分がいます。そして心の中で、季節は揺らぎながら少しずつ春に、そして夏へと近づいていくのだと言い聞かせています。
 9 02.27 「ひとり言・思いつくままに」に『メディアの底にあるもの(1)』を発表しました。北海道にそんな季語や気象用語はないと思いますが、本州に「春一番」が吹き荒れました。名称からすると、どことなく穏やかで暖かいそよ風を思わせる言葉ですが、実体は「春の台風」とでも言うのでしょう。飛行機が着陸できないほどの嵐になりました。名と体とが一致しない名称ですが、語感どおりの思いに浸りたい、そんな思いを抱かせるこの言葉を、テレビは繰り返し伝えていました。そして今朝の札幌、雲ひとつない青空に暖かい日差し、それに輪をかけるようなそよ風が、季節の交代を催促しているようでした。
 8 02.20 「ひとり言・思いつくままに」に『生物としての人間(2)』を発表しました。寒さは続いていますが、それでも通勤路の雪道の融け具合などに寒さも底を打ったかな、との感じを抱くようになりました。今週はとくに暖かい日が続いたこともあって、特にそう感じたのかもしれません。それでも天気予報に桜の開花予想が発表され、「この暖かさは4月上旬並みです」の予報を聞くなどにつけ、どことなく頬が緩んできます。もっとも、暖房の入っている今の季節が、私の事務所生活の中では一番の春ではあるのですが・・・。とは言え18日の土曜日は、前日までの暖かさとは裏腹に駅のホームも通勤路も首をすくめるほどの厳しい寒さになりました。18日は二十四節季で雨水、雪から雨に変わる節目だそうですが、それとは裏腹に真冬日の一日になりました。
 7 02.13 「ひとり言・思いつくままに」に『生物としての人間(1)』を発表しました。事務所を毎日、午後5時半ころに出てJR琴似駅経由で自宅へと向かうのが一年を通しての習慣になっています。その帰り道の空が、うっすらと明るくなっているのに昨日突然気づきました。冬至を過ぎて少しずつ昼が長くなっていくとは言われてはいるものの、それは数日に一分くらいという遅々たるもので体感的には程遠いものでした。それがどこか突然と言ってもいいほどにも明るくなってきた感触は、一種の驚きと嬉しさを与えてくれるものでした。こころなし道路の雪も寒さから緩んできているような気配です。昼間の気温が時にブラスになることがあっても、まだ寒さに変わりはありません。だからそうした気配を「春」とはまだ言えないのですが、気配だけを気配なりにどこかで楽しんでいます。
 6 02.06 「ひとり言・思いつくままに」に『GDPへの疑問』を発表しました。先週は金曜日に節分を迎え、その翌日の4日土曜日が立春でした。季節は行きつ戻りつだと頭では理解していても、北国は寒い日が続いています。それでも梅のつぼみがほころんだとの報道などに接すると、体感とは別に近づく春を期待する気持ちが高まります。一階にある事務所の窓の外は、隣のアパートに挟まれた小路になっているのですが、雪のないときは通行人が見えるのですが、冬場は1メートルを越す雪が除雪がされないまま積もっていて通行不能です。それでも立春は、最高気温がプラスになる陽気でした。この暖かさは季節の気まぐれなのか、それとも本格的な春への予感なのか、滑って転ぶことのないよう注意して歩く通勤が、あとしばらくは続きそうです。
 5 01.30 「ひとり言・思いつくままに」に『老成か偏屈か』を発表しました。明日で一月も終わりですね。冬至から一ヶ月と少々、この頃が寒さの底だとは知っています。天気予報も列島全体の豪雪を知らせ、この冬最低の気温の更新を報じています。だから今朝の感触は錯覚なのかもしれないと、心のどこかで思ってもいます。通勤はJR琴似駅から南西に約20分ほどの西区役所の角まで真っ直ぐ歩き、そこから直角に右折して数分の事務所までです。その最後の数分の今朝、黒のオーバーコートを通して朝の日差しが私の背を押します。その僅かの日差しが暖かだと、私の背中が教えてくれます。客観的には寒さの底です。そんなはずはない、錯覚だ、幻想だ、思い込みだ、・・・と頭では理解しつつ、どこかで春の近づきを望んでいる自分がいるようです。
 4 01.23 「ひとり言・思いつくままに」に『銭湯のマナー』を発表しました。先週もまた、列島全体が雪に覆われる毎日でした。21日の土曜日が、私の誕生日でした。これで満77歳を迎えました。数え年で言うのでしょうから、本当は昨年の正月に迎えた事になるのかもしれませんが、喜寿と呼ばれる年齢を過ぎてしまいました。偏屈かもしれないにしても、相変わらず毎日一人事務所に通って過ごしていける自分を、どこかで少し誉めてやりたいような気がしています。元気さも人それぞれだとは思いますが、足首の痛みがとれない以外はまずは元気で、酒もまだうまいと思える毎日を過ごしています。
 3 01.16 「ひとり言・思いつくままに」に『自己責任という名の陥穽』を発表しました。日本列島全体が寒波と大雪に覆われています。山形県の肘折で2メートルを超える積雪があったとのニュースが流れ、かつて新庄からバスで肘折温泉に泊まったことを思い出しました。肘を折った鶴がこの地の温泉で傷を癒したという伝説からきている地名らしいです。いつの頃だったか、20年も30年も前だったように記憶しているのですが、恐らく東京出張の往路に寄ったような気がしています。この頃は「東北や北陸の温泉地を経由しての東京出張」に凝ってました。季節は冬で、旅館(確か葉山館という名だったでしょうか)から見た晴れた夜空の月をふと思い出しました。北海道も氷点下30度に近いこの冬最低の気温になっています。札幌も寒いです。
 2 01.09 「ひとり言・思いつくままに」に『民主主義の崩壊』を発表しました。今日は成人の日ですね。4人いる孫の3番目の大学生(男)が、今日札幌で成人式を迎えます。一人前の大人になったような錯覚を覚えた50数年前の我が身を思い出しています。季節は冬至を過ぎたものの、冬本番はこれからですね。寒の入りを迎えて、今年の大寒は20日だそうです。節季とは別に最低気温は冬至から数日遅れて1月24日〜2月4日頃になるらしいですが、それでも大寒の次の節季が「立春」だと聞くと、どことなくうれしくなります。本州での昨年の冬は気温の高い日が多くて、1月に菜の花が咲いたとのニュースも聞きました。それでも札幌はまだまだ寒い日が続きます。
 1 01.01 昨年までに発表したエッセイの累計は1233本になりました。マンネリ化していると思いつつも、年寄りの冷や水であることを承知で今年も続けます。「ひとり言・思いつくままに」に1234本目になる『心と魂』を発表しました。発表は毎週月曜日を予定しているので本当は明日なのですが、今晩は孫4人を含む我が家での新年会があり、恐らく明日は二日酔いで事務所出勤は危ういと予想して今日発表することにしました。自宅マンションは南東向きなので年中日の出を眺めることができます。今朝は雲の切れ目から青空の覗く天候でしたが、残念ながら東側は雲が厚く初日の出は無理でした。それでも穏やかな元旦です。午前中に事務所近くの琴似神社へ昨年の孫大学入試のお礼参りと今年一年の無事を祈って初詣をして、そのまま元旦出勤をしました。机上で少しお神酒を戴いて、昼近くまでに帰宅する予定です。



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