更新履歴  (平成23年)

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53 12.26 「思いつくままに」に『これしきの想像力』と『かわいいとおいしい』を発表しました。とうとう今年最後の発表になりました。書けばいいってもんじゃないことくらい知ってますが、それでも毎週2本のエッセイ発表を休むことなく続けられたことに感謝しています。つまりそれはつつがない一年間であったことの証拠でもあるのですから。そろそろ毎週2本のノルマは気が重くなってきているのですがこの発表が822本目で900本、1000本も視界に入ってきていることもあって、もう少し続けてみようかと欲が出てきています。何を書くかこそが目的のエッセイだと知りつつも、実力のない私としては数で追いつくしかないのかも知れません。
52 12.19 「思いつくままに」に『流通してしないコメ』と『6チャンネル15日録画』を発表しました。最高気温が氷点下になる日のことを気象用語で真冬日と呼ぶらしいのですが、そんな日が毎日のように続いています。きりりとした寒さは体も気持ちもしゃんとさせてくれますが、いつ滑るかとひやひやした思いで歩いています。あと3日、22日が冬至ですね。風習に習って昼食にかぼちゃとゆで小豆を使ったぜんざいでも作りましょうか。クリスマス、お正月など明るさが戻ってくる日に重ねる人びとの思いは、世界共通なのかも知れませんね。
51 12.12 「思いつくままに」に『鈍磨する風評の中味(1)』と『鈍磨する風評の中味(2)』を発表しました。先週の金曜日、旭川市のエタン別地域で氷点下25度を記録しました。札幌はまだ一桁台ですが、これからが寒さの本番です。とは言いつつも、言葉だけではあるのですがあと10日あまりで冬至です。気持ちだけでも昼が長くなっていく思いの中に、僅かの春の慰めを重ねることができるような気がします。
50 12.05 「思いつくままに」に『こんな老い、こんな死』と『末は博士か大臣か』を発表しました。とうとうカレンダーが一枚だけになってしまいました。今年の冬は例年と比べて少し暖かだとの予報ですが、その程度の暖かさでは冬の寒さを紛らわすことにはつながりそうにありません。朝日も日没も、冬至へ向けてどんどんと昼を縮めていきます。欧州財政危機の行方は混沌としていて、クリスマス商戦や正月への思いなどがどこまで対抗できるのか、政治も経済もどことない混乱のなかにあるようです。
49 11.28 「思いつくままに」に『ナナカマドと初雪』と『原子力の日』を発表しました。もうすっかり冬になりました。残る3日で11月も終わりですね。寒さは厳しくても、お正月を迎えると冬至も過ぎて気持ちだけは初春の装いになれるのですが、これから師走を迎えようとする今の時期がどこか一番冬の底のような気持ちへと誘うようです。暖房の入った事務室はぬくぬくととても過ごしやすいのですが、午後4時頃を過ぎた窓からの暗さが一層その気持ちに拍車をかけるようです。
48 11.21 「思いつくままに」に『医者と患者と』と『死ぬ思い』を発表しました。先週この欄に雪の便りと書いたとたん、翌日の火曜日は札幌にもぬかるみのように積もりました。それから一週間の通勤、時折の晴れ間に映えるななかまどの赤い実と木立の雪が、足元しか見ていない日常をふと気づかせてくれました。当たり前の景色が、とってもすばらしい景色なのだと改めて教えられた今週でした。
47 11.14 「思いつくままに」に『広告のない新聞』と『我田に拘束される思考』を発表しました。二十四節季なんぞは東京や京都の季節感からくるものであり、しかも陰暦を基にした呼称だから太陽暦とはまるで違うことを知ってはいても、それでもそうしたひとつひとつに季節感の先取りをできるとの思いを重ねていくと、僅かにもしろ毎日の生活に彩を添えてくれます。先週の8日火曜日は立冬でした。まもなく北海道のあちこちで雪の便りが聞かれそうです。
46 11.07 「思いつくままに」に『死のテレビ実験(1)』と『死のテレビ実験(2)』を発表しました。先週に続いて札幌は初氷の便りです。冬から春への移ろいには行きつ戻りつを感じましたが、秋から冬へはどこかひたむきさみたいなものを感じます。毎朝5時半過ぎに目覚めるのですが、少しずつ南へそして少しずつ遅くなっていく日の出が、ベランダ越しに部屋を赤く染めていきます。真昼とは一味違うぎらぎらしない日差しがとても穏やかです。
45 10.31 「思いつくままに」に『メディア視線の危うさ』と『除染と水の行方』を発表しました。10月も今日で終わりですね。先週札幌にも、この秋最初の初霜情報がありました。冬の入口にさしかかっていることが、コートを通じてそして手の甲などからも伝わってきます。間もなく札幌にも初雪の便りが聞かれることになるのでしょうね。
44 10.24 「思いつくままに」に『甲状腺検査』と『左側通行』を発表しました。数億年もの地球の歴史にとって、この程度の変化など睡眠中の身動きにもならないだろうと思わないではない。でも北極の氷がなくなってきたり、タイの多くの地域が洪水に埋もれてしまったり、東日本のマグニチュード9もの大地震や大津波、地球規模の干ばつなどを知るにつけ、それが本当に自然としての地球の変化なのか、それともどこかで人間の驕りが影を与えているのではないかなどがどうしても気がかりになります。
43 10.17 「思いつくままに」に『じゃんけん行列』と『数字の嘘とホント』を発表しました。帰り道はすっかり暗くなり、通勤も寒くなりました。札幌も間もなく肩に雪を載せる季節になるのでしょうが、それでもホワイトクリスマスに雪がなかったこともあるので、今年はどうなるのかいささか気がかりです。それでも事務室内はスイッチ一つでぬくぬくと穏やかです。天気予報に雪のマークがあらわれ、事務所で仲間と開く居酒屋も夏料理から鍋料理へとメニューを変えることができるようになり、あれこれ迷うことも少なくなりました。
42 10.10 「思いつくままに」に『採算としての戦争』と『ゼロリスク願望は独善か(2)』を発表しました。多けりゃいいってもんじゃないことくらい知らないではないですが、それでも今日でこれまでに発表したエッセイの累計が800本になりました。駄文の積み重ねであることは自ら認めるところですが、一つの作品の文字数は400字詰め原稿用紙6〜8枚、3000字前後になり、それが800本というと大雑把原稿用紙5千数百枚にもなってその膨大さに自分でも驚いています。時に読み返して、背伸びがあからさまに感じられたり気恥ずかしさに身のすくむ文章も多いのですが、ともあれこれも一つの私の生き様であり自分史でもあると思っています。どこまで続けられるかは未知数ですが、今のペースだと毎週二本、52週の一年間で約100本になります。そうすればあと2年で1000本になる、そんな気持ちになってきます。それもこれも、そこそこ気力・体力が維持されていてこそ実現することなのでしょうね。従者のいないワンルームのホワイトハウスの執務室で、71歳と9ヶ月の老税理士はひとり意気軒昂です。雪の便りが近づき、今日からダスターコートでの通勤になりました。
41 10.03 「思いつくままに」に『味覚音痴』と『ゼロリスク願望は独善か』を発表しました。先週、無事に暖房が入りました。「峠では雪になるかも知れません」との天気予報を聞き、上着を羽織りそろそろコートの季節かなと思いながらの通勤は、冬が目の前に来ていることを示しています。そして今日は、北海道の平地では今年初めての初雪が旭川で降りました。ぬくぬくとした一人の事務所の大統領は、これからの長い冬への覚悟とは別にどこかゆったりとした気持ちで椅子に腰掛けてパソコンに向っています。
40 09.26 「思いつくままに」に『想定外』と『つのる安全神話への不信(2)』を発表しました。22日に大雪山旭岳、24日には富士山で初冠雪が報告され、とうとうあと3日木曜日に、このマンションにも暖房が入ることになりました。冷房が入ったのは6月でしたが、実際にスイッチを入れたのは4〜5日しかなかったような気がしています。ここ数日はカーディガンを羽織って過ごしています。歳をとると温度変化に鈍くなると聞いたことがありますが、私の場合は暑さには鈍感、寒さには敏感なのかも知れません。ともあれあと3日が待ち遠しいです。
39 09.19 「思いつくままに」に『71歳のひきこもり(2)』と『つのる安全神話への不信(1)』を発表しました。数日前から上着を羽織っての通勤になりました。朝はそれほど必要とは思わないのですが、帰り道は薄暗さにそこはかとない肌寒さが忍び寄ってきます。太平洋に台風15号、16号が本土を窺っていて本州各地は30度近い気温になっているようですが、札幌はもうすっかり秋たけなわです。昨日自宅へ帰ったら妻がストーブつけようと思ったけど我慢したと話してました。
38 09.12 「思いつくままに」に『71歳のひきこもり』と『祈りの意味するもの』を発表しました。先週土曜日は札幌市内の温泉一泊で中学時代のクラス会でした。2年に一度の開催ですが、互いに70歳を超えても、15歳の頃へのタイムトラベルはあっと言う間ですね。お天気も良くて、女性のしたたかさを改めて感じたひとときでした。無事幹事役を勤め上げることができ、爽やかな秋がひとしおでした。
37 09.05 「どこか変だなと感じること」に『クールビズと男の礼儀』と『やれることとやったことと』を発表しました。秋の気配はありますが、夏はまだ続いています。台風12号は予想通りに四国へ上陸し、山陰を突っ切って日本海を北上している。近畿地方を中心に死者17名など甚大な被害を与えている。明日は北海道西海岸へ近づくと言われているものの、まだそれほどの風雨にはなってはおらずとりあえずは穏やかです。こんな無責任な気持ちのことを昔の人は傍観者の利己主義と言ったのかも知れません。
36 08.29 「思いつくままに」に『懲りない男』と『ツァラツストラ幻想』を発表しました。時に雨模様になっても、穏やかで暖かい日々が続いています。空に風に、どこか秋の気配がすると先週書いたばかりですが、冷房の必要のまったくない日々にはそはかとない秋、寒さへの予感みたいなものが漂い始めています。残り数日で9月ですね。今週のエッセイにも書きましたが、またまた一冊の哲学書に挑戦し、そして挫折してしまいました。読書の秋はこれからのシーズン・・・、少し早めの挑戦だったせいでしょうか。
35 08.22 「思いつくままに」に『ショック、へそ曲がり』を、「どこか変だなと感じること」に『卒業証書授与式』を発表しました。肌寒さから開放され、腕まくり半そで上着なしでの通勤が快適です。今朝の札幌も快晴です。JRを降りまっすぐ三角山を正面に見ながら事務所へと歩きます。ふと見上げた空の青さが特別に目にしみ、三角山の頂上から放射状に薄いすじ雲が伸びていました。心なし肌を通り過ぎる風もどことないさわやかさを伝えてきます。お盆が過ぎたばかりで夏はまだ続いているのでしょうが、季節はそれとなく秋を知らせてくれているようです。
34 08.14 「思いつくままに」に『私のフリーロケーション(2)」を、「どこか変だな感じること」に『平和利用という名の錯覚』を発表しました。新しいエッセイの発表は毎週月曜日にするようにしているのですが、今晩娘や孫が自宅に集まることになりました。泊まるようなので、多分夕食はビール、日本酒へと進んでついつい遅くまで付き合うことになりそうです。この調子では月曜日の事務所での昼寝は期待できないようだ。ともあれ2本のエッセイをどうやら仕上げることができたこともあり、日曜日の今日、アップロードすることにしました。
33 08.08 「思いつくままに」に『私のフリーロケーション(1)』と『歯が痛いよう』を発表しました。今年の夏に入ってからずーっと寒い寒いと言い続けていましたが、8月に入ってさすがに夏を実感しています。日常の事務所生活に冷房をいれるまでのことはないのですが、買い物などから戻ってくるとふとスイッチに手が伸びます。いつもの飲み仲間からの誘いの電話がないなと思っていたら、もうすぐお盆なのですね。夏休みの孫の力と事務所での居酒屋開催との綱引きでは初めから勝負になりませんよね。かく言う私にも来週は自宅に孫が来るとの連絡がありました。少し急いで来週発表の原稿を仕上げないと・・・。
32 08.01 「思いつくままに」に『やったぜ、ニーチェ(3)』を、「どこか変だなと感じること」に『インターネットと広報』を発表しました。先週はどうやら汗ばむような日が続いて、この欄にも「やっと夏らしい季節になりました」と書く予定でした。新潟から福島にかけての豪雨は信濃川の氾濫を含めて各地に大きな被害を与えていますが、そんな前線に呼応するかのようにまたまた嘘寒さが戻ってきてしまいました。8月に入って、お盆を過ぎたら海水浴はできないのが北海道の風習で、それは土用波に気をつけろの意味ではあるのですが、どこかで夏の終わりを告げる言葉でもあります。まだ半月残っているとは言いながら、どこか夏に忘れられた札幌がポツンと残されている気配がします。
31 07.25 「思いつくままに」に『やったぜ、ニーチェ(2)』を、「どこか変だなと感じること」に『丁寧語の無機質化』を発表しました。福島原発の事故に続いて各地の原発がトラブルや点検などで発電停止が余儀なくされ、再起動するにも住民の賛同が得られなくなっています。そのために発電量が不足し、真夏の電力使用のピークと競合して節電ムードが国、電力会社、国民を巻き込んだ大騒ぎの様相です。とは言いつつも札幌は、ともあれ穏やかな夏(少し涼し過ぎる気配の夏)を静かに経験しています。
30 07.18 「思いつくままに」に『やったぜ、ニーチェ(1)』を、「どこか変だなと感じること」に『牛肉の放射能汚染』を発表しました。先週、北海道も夏らしくなってきたと書いたばかりですが、数日後から21度、22度の気温が続いています。熊谷39度台などのテレビニュースを横目で見ながら、札幌はやっぱりどこか肌寒いです。2日前の土曜日に札幌手稲の屋外プールがオープンしたのですが、水着の子供たちの声は「楽しいけど寒い」の連発でした。
29 07.11 「思いつくままに」に『音感外国語』を、「どこか変だなと感じること」に『またまた”あげる”論』を発表しました。例年より早く東北を除く日本各地で梅雨明けが宣言され、北海道にもどうやら夏らしさの感じられる季節になってきました。マンション全体には冷房体制に入っているものの、肌寒さが続いていて私の事務室ではまだスイッチを入れたことがありません。近いうちに仲間との飲み会があると思いますが、冷房の利いた部屋で熱々の鍋料理にでも挑戦してみましょうか。北国ならではの夏の鍋も楽しみの一つです。
28 07.04 「思いつくままに」に『思想・信条の自由』と『選挙と国民の意思』を発表しました。夏本番と言いたいところですが、北海道はどこかいまいちの感じを引きずっています。7月から関東・東北で節電が法律で義務付けられましたね。北海道はそこまでにはなっていないのですが、我が家も各部屋の照明などのほとんどをLEDに代えてみました。もっとも蛍光灯を交換したくらいではそれほどの省エネにはつながらないようですが・・・。
27 06.27 「思いつくままに」に『原発の封印』を、「どこか変だなと感じること」に『トイレと手洗い』を発表しました。夏至が過ぎた。6月では観測史上最高値との39.8度の気温が発表され(25日、熊谷市)、このほかにも39度台が何箇所か報道されるなど、熱中症も急増しているらしい。それにもかかわらず、この事務所はカーディガンを羽織らないとなんとなく落ち着かない状況が続いています。暑いと感じる日のないでもないのですが、最高気温17度台などが続き上着を羽織っての通勤になってしまいます。
26 06.20 「思いつくままに」に『善悪の彼岸へ挑む』と『読書雑感』を発表しました。北海道の人間は、真冬でも部屋の中ではステテコ一枚でビールを飲むような習慣があり、そんな暖房過完備の生活が逆に寒さに弱い体質を作り上げてしまうのかも知れません。そんな反省をしつつ、どこか嘘寒い中途半端なこのごろの寒さが身に応えています。冷暖房完備のマンションは重宝なのですが、一度切替えをしてしまうとその日の天候による小刻みな調整ができないことを意味します。管理人に苦情を言っても申し訳なさそうな顔をするだけです。やれやれ・・・。
25 06.13 「思いつくままに」に『続・物忘れが始まった』と『悪の意味するもの』を発表しました。昨日でヨサコイソーラン祭りが終わりました。先週半ばに暖房が冷房へと切り替えになり、あと10日ほどで夏至ですね。この祭りもいつもなら夏の盛りのイベントのはずなのですが、今年の天候は曇り時々雨もあってどこかすっきりしません。「暑い」よりも「肌寒い」が似合う祭りになりました。踊り子にはいい気温だったかも知れませんが・・・。今日も雨模様、事務所の中でカーデガンを羽織っています。
24 06.06 「思いつくままに」に『領収書の持つ魔力』と『全盛、電子辞書』を発表しました。6月に入って、どうやら初夏の兆しが感じられるようになりました。明後日8日からヨサコイソーラン祭りが始まります。桜はすっかり散りました。今はライラック(リラ、はしどい)の白と紫、それにななかまどの小さい白が全盛です。通勤経路で見かけたような記憶はないのですが、大通り公園界隈ではアカシヤの花がそろそろ咲き始める頃でしょうか。
23 05.30 「思いつくままに」に『カントへの無謀な挑戦』と『私のものは私のもの』を発表しました。寒いながらも札幌の桜が散り始めました。寒さで開花に慎重だったせいでしょうか満開までに時間がかかり、その満開も長持ちしたようです。そのためでしょうかこの数日の暖かさで一気に散り始めました。民家や路傍や公園などの一本しかない桜なのに、まさに桜吹雪そのままに見事な散り際です。こんな姿に日本人は桜に我が身を重ねたのかも知れません。3月決算法人税の確定申告もどうやら落ち着き、今年ものんびりした6月を迎えられそうです。
22 05.23 「思いつくままに」に『過去を引きずる』を、「どこか変だなと感じること」に『大震災への援助と善意』を発表しました。利用する時間こそ少なくなっていますが、自宅では石油ストーブ、事務所でも暖房のスイッチを毎日のように入れています。稚内で日本列島最後の桜が開花したとつい数日前に伝えらればかりだし、一昨日の土曜日は日本の各地で真夏日を迎えたというのに、札幌にはまだ肌寒さが残ったままです。
21 05.16 「どこか変だなと感じること」に『憲法と私たち(1)』と『同(2)』を発表しました。先週も書いたけれど、私たちの感覚とは別に季節はきちんと進んでいくことは目では分かるものの、それでも毎朝の肌寒さには閉口させられています。札幌の桜もそれと気づく間もなく満開を過ぎてしまいました。どこか桜に置き去りにされたような淋しさを感じています。
20 05.09 「思いつくままに」に『選ばなかったもう一つとの決別』と『年齢へのこだわり』を発表しました。寒い日が続きながらも、それでも函館で桜が開花しました。例年より2日遅れとの発表に、季節は私たちの感じるレベルとは別にきちんと進んでいくんだなとどこか感心しています。
19 05.02 「思いつくままに」に『東北人は我慢強い?』と『念仏トンネル』を発表しました。10日ほど前、妻が手首を骨折して現在入院中です。自宅から歩いて15分ほどの病院ですが、久しぶりに単身赴任を味わっています。朝晩の食事の支度も、事務所での飲み会で培った十年来の腕が役立ち、まんざらでもないなと自画自賛しています。それはともあれ、冷蔵庫と言うのは不思議な箱ですね。取り出して消費するだけでまだなにも補充していないのに、後から後から魔法のように野菜や肉や魚が湧いてくる魔法の箱です。時に干からび、時に賞味期限が切れかかっているなどもありますが・・・。
18 04.25 「思いつくままに」に『現役と余生』を、「どこか変だなと感じること」に『従順な日本人』を発表しました。まだ寒さの残る札幌ですが、時々ほっとする暖かさが紛れ込んでいくる季節になりました。桜は東北を北上中で、大震災と満開の豪華さやはかなさの奇妙なマッチが時に慰めを与えてくれます。こんな悲しさの中にも花はちゃんと咲くんだなと、どこかで納得している自分がいます。
17 04.18 「思いつくままに」に『原発の未来』と『テレビの番組表と私の時計』を発表しました。余震だと言われているけれど、一ヶ月を経てなお福島県や茨城県を中心に震度5強だとか6強などが続いています。札幌でその振動を感じることはないにしても、原発も依然として先行きが見えずどこか日本中が閉塞しているような毎日で、私もなぜか引きずられてしまいます。
16 04.11 「どこか変だなと感じること」に『再び安全基準と風評』と『教員の誇り』を発表しました。まだ道々は名残雪の季節ですが、時にレインコートが煩わしくなるくらいになりました。3.11の地震から今日で一ヶ月ですが、死者・行方不明を併せて2万7千人を超え原子炉は放射能を撒き散らしたまま収拾がつきません。東京電力には自力で賄えるほどの力はなく、政府もまた巨大な借金にまみれている。補償要求と増税と政権と・・・、日本はこれからどうなるのだろうか。
15 04.04 「思いつくままに」に『病気と病名』と『落とし物と権利放棄』を発表しました。3.11の巨大地震は「東日本大震災」と命名されたけれど、津波被害や原発事故も含めてまだまだ混乱の最中にある。4月に入って季節は間違いなく春であり、東京の桜の話題も聞こえてくるけれど、札幌は昨日も今日も雪の中です。統一地方選挙が始まって、震災で自粛ムードが漂っているとは言うものの、市長、市議、道議、道知事まとめての選挙合戦は宣伝カーの甲高い声だけが街中を走り回っています。来週10日までの辛抱でしょうか・・・。
14 03.28 「思いつくままに」に『言葉と誤解と天罰と』を、「どこか変だなと感じること」に『放射能と安全基準』を発表しました。3.11の巨大地震は津波被害、原発崩壊を巻き込んで、半月を過ぎても地域、政府・行政ともども収拾のつかないまでに混乱が続いている。放射能についても政府・識者も「直ちに健康被害を及ぼすものではない」を繰り返しているが、素人目には少なくとも発表される数値は日々上昇していっているようにしか思えない。しかも、その数値がどんな基準で定められたものなのかについての情報はまるで伝えられず、つんぼ桟敷に座らせられたまま「安全だ」との一言だけで安心するわけにはいかないのではないだろうか。
13 03.21 「思いつくままに」に『てっぱんに見る男のわがまま』を、「どこか変だなと感じること」に『お弁当異聞』を発表しました。原発事故まで巻き込んで3.11の東北関東の巨大地震津波はまさに未曾有の大災害をもたらしました。死者は阪神淡路大震災の6,432人を超え6,911人、安否不明は19,370人、避難している者は403,975万人と報道されている(朝日新聞、2011.3.19)。テレビも新聞も政治や行政の後手後手の対応を批判するのはいいけれど、後手になるのは事件の事柄からして当然のことなのだから、悪者探しでこと足れりとするような報道にはどこか違和感を抱いてしまいます。ともあれ今日は春分の日ですね。
12 03.14 「思いつくままに」に『黒い川の銛撃ち』を、「どこか変だなと感じること」に『学校で一番』を発表しました。11日金曜日の地震と津波はすさまじいものでしたね。札幌では揺れを感じた程度で被害はまるでなかったようです。テレビに釘付けになっている一方で、いつもどおり事務所へと通う日常にどこか胃袋の底の重さが残ります。「傍観者の利己主義」、そんな言葉を自分に当てはめる嫌悪感とそれを受容している思いとの葛藤なのかも知れません。
11 03.07 「思いつくままに」に『キャッチアンドリリース』と『黒い川の流れ』を発表しました。この一週間の札幌はよく降り、よく積もりました。それでもあと一週間少々で確定申告期限、そしてそれから一週間ほどで春の彼岸ですね。「確定申告が終わると春が来る」、税務職員だった頃そんな風に季節の移ろいを感じていたのを思い出します。
10 02.28 「どこか変だなと感じること」に『金がない』と『森は喜んでいるのか』を発表しました。今日で2月も終わりですね。「春はあけぼの・・・」、寒さは続いているけれど枕草子そのままに夜明けのしらみが春を知らせてくれています。行きつ戻りつながら雪融けもまた歩みを進めています。
 9 02.21 「思いつくままに」に『老税理士のすさび(2)』と『同(3)』を発表しました。この一週間、昨日発表した雪祭りの写真の整理に忙しい思いをしましたがどうやらエッセイの完成には間に合いました。個人の確定申告期限の3月15日が近づいて、税理士稼業にも影響を与えつつあります。とは言え、今週発表のエッセイにも書いたように、少しずつ仕事から逃れたがっているなまぐさ者でもあるのですが・・・。
 8 02.19 「気まぐれ写真館」に『平成23年雪祭り』の写真を発表しました。撮影したのが9日でしたから、データ整理に10日もかかってしまいました。今年も相変わらずべた張りの発表になってしまいましたが、気が向いたら訪問してやってください。
 7 02.14 「思いつくままに」に『どこまでがアジア?」と「老税理士のすさび』を発表しました。晴れ間を縫って大通公園まで雪祭りの写真を撮りに行ってきました。現在撮影データのトリミング中ですが、発表までにはしばらくかかりそうです。寒いし雪も多いのですが、日差しの当たる道路にほんの少しですが雪解けが始まっているのに気づきました。春はすぐそこまで来ているのですね。
 6 02.07 「思いつくままに」に『我がリカバリー奮闘記(1)』と『同(2)』を発表しました。先週のこの欄の記述と今週のタイトルからも分かるように、この10日間ほどは不調パソコンとの格闘の日々でした。まだ完全復調とまではいかないですが、どうやら言うことを聞いてくれるようになり一安心です。さて札幌は今日から恒例の雪祭りです。マンネリが高じてきて、「気まぐれ写真館」への発表にもいささか熱が冷めかけてきていますが、デジカメ片手に少し雪像群の中を歩いてみましょうか。
 5 01.31 「思いつくままに」に『ペンネーム阿宮孤狐』と『美化する自分史』を発表しました。27日の木曜日突然パソコンが言うことを聞かなくなりました。なんたってウインドウズが起動しないのでなすすべもありません。知識はないのですが、思い切ってリカバリーをすることにしました。運よく10日前にデータのバックアップをとってあったので少しは気持ちが楽でしたが、それでも3日くらいリカバリーとその後の修復に費やされてしまいました。今週発表予定の原稿やお気に入りのアドレス、この10日間の様々が消去されてしまうなど、いくつかの問題は残りましたがとりあえず元の状態に戻りつつあります。今週のここへの発表はどうなることかと危惧しましたがどうやら間に合ったようです。
 4 01.24 「思いつくままに」に『好きと嫌いと』と『「その人らしさ」とは』を発表しました。例年になく札幌は雪が多く、排雪が追いつかないとの苦情が多発しているようです。「道路脇へ避けておいてやがて訪れる雪融けを待つ」のが当たり前だった時代を過ごしてきた私にとって見れば、道路脇の雪を通行の邪魔になるからどこかへ運んでしまえとの発想はいささか身勝手のようにも思うのですが、これも時代の流れ、行政に対する市民の当然の要求なのでしょうか。こんな話を友人にしたところ、「お前はマイカーも持ってないし、徒歩通勤でバスにも乗らないからだ」と一蹴されてしまいました。
 3 01.17 「思いつくままに」に『声も老いるのか』と『セピア色の思い出』を発表しました。寒に入って寒さの底はこれからだと思ってはいるのですが、冬至を過ぎて20日あまり、僅かですが夜明けの白みが早くなってきたように感じます。ラジオを聞きながら事務所まで歩きます。全国放送の中に、梅や水仙や菜の花の便りがあって、春未だきを言い聞かせつつもほんの少し頬が緩みます。
 2 01.10 「思いつくままに」に『金メダルの意味』と『神棚を失った家庭』を発表しました。喉元過ぎれば熱さを忘れるのは凡人の常だから、去年のことなどとんと記憶にないので今年が異常なのかどうかいまいち確信はない。それでもこの数日は毎日飽きもせずに雪が降り積もります。鳥取まで大雪で交通機関に渋滞が出ていると大きなニュースになっているので日本中が寒波のなかにすっぽり浸かっているようです。
 1 01.01 今年も明けましておめでとうございます。明日から孫たちが押し寄せてくるので、元旦早々近くの琴似神社で30分待ち行列で初詣を済まし、事務所へと出かけてきました。元旦からへそ曲がりの披露になってしまいましたが、「どこか変だなと感じること」に『貧困と孤立』と『テレビの字幕スーパー』を発表しました。今年はへそ曲がりには住みにくい一年になるのでしょうか。